ドイツ語A2に合格できればドイツ語初級は無事卒業です。合格でればある程度の日常会話が理解できるようになるでしょう。また次のドイツ語B1へ続く大切な基礎課程になるのでここでしっかりドイツ語A1,A2の内容をしっかり理解しておきましょう。
ドイツ語A2についてもっと知りたい!!
- 日常会話で非常に重要な情報を理解したり、短いラジオ放送や電話での会話を聞き取ることができる。
- 短い新聞記事や身近にある広告であれば重要な情報を読み取ることができる。
- 店や銀行、役所などにある所定の用紙に記入することができる
- 日常会話について短い文章を書くことができる
- 会話をしながら自己紹介をしたり、身の回りのことについて話をしたりすることができる
- 身近なテーマについて質問をしたり、質問に答えたりすることができる
- 身近な場面で、人と約束をしたり、相談したりすることができる
引用:ゲーテインスティテュート
ドイツ語A2の試験時間と内容
- 大問1 最初に問題を読む時間が与えられ、その後リスニングが開始されます。5つ設問があり、それぞれの問いに単語もしくは短い文章で解答する。
- 大問2 ラジオや新聞、テレビなどから流れてくる情報を聞き後からなる5つの設問に答える。設問にはa,b,cの三つの選択肢があり受験者はその中から一つ解答を選択する。
- 大問3 ある会話を聞いて後に続く設問に記号で答える。
- この問題は3つから構成されテーマは手紙の読み取り、広告や新聞など多岐にわたる。大問ごとに5つの設問が準備されており、正しい答えに×マークをつける
- ライティングでは2つの大問からなり、空欄に正しい解答を書き込む問題と短いテキストを書く。A2と問題形式はにているが問題の難易度がやや上がっている。
- この口頭試験は大問3つからなり試験はグループで行われ、最初の大問はほとんどパートナーと自己紹介が行われます。
ドイツ語A2の成績評価
点数 / パーセント Prädikat
100 – 90sehr gut
89 – 80 gut
79 – 70 befriedigend
69 – 60 ausreichend
ドイツ語A2の試験日程
試験日程はゲーテインスティテュートの公式サイトを参照してください。
ドイツ語A2の対策テキスト
ゲーテ・インスティトゥートが実施するスタート・ドイツ語1,2 (Start Deutsch A1, A2) の対策問題集です。前半はA1向けに語彙問題で構成され文法なども効率できに学習できるでしょう。試験の流れや解答に関する説明も紹介されているので、初めてドイツ語A2試験を受ける方にもオススメです。一度インターネットからダウンロードできる模擬試験で腕試ししたのち、自分の弱い分野を重点的にテキストを使って補うのも良いでしょう。
ドイツ語A2の文法対策
ドイツ語A2文法学習にはオススメしているのが東京外国語大学ウェブサイトから利用できるドイツ語モジュールです。ゲーテなど公式ホームページでは文法対策テキストも紹介されていますが、大学の無料ウェブ教材でも十分対策できます。是非、有料のテキストを購入する前に無料web教材を是非使ってみてください。それでも物足りない場合は書店で販売されている文法書を使って補いましょう。
ドイツ語A2の単語対策
ドイツ語A2試験の単語対策には新・独検合格 単語+熟語1800がオススメです。余裕があれば試験までにB1までの単語を習得すべきですが、まずはドイツ語A2までの単語をしっかりと扱えるように覚えましょう。単語学習の方法は人によって様々ですが、以下の4つの点を意識しながら学習を行うと効果的です。
- 日本語からドイツ語への訳
- ドイツ語から日本語への訳
- 正しい発音で言える
- 正確に単語が聞き取れる
単語学習に悩んでいる方へのお勧め記事
ドイツ語A2のライティング対策
ドイツ語試験で高得点が期待できる分野がライティングです。ドイツ語A2のライティング試験形式ほとんど変わらないのでしっかりと準備すれば十分高得点が狙えます。最初は自分で文章を考えて書くというよりも、対策テキストに紹介されているライティング問題の公式解答をしっかり覚える方が効果的です。公式解答の例を参考にドイツ語ライティングに慣れてきたら是非、一度自分で文章を作成してlang8に提出してみましょう。
ドイツ語A2のリスニング対策
聞き取り練習の王道はニュースサイトやリスニングCDなどの音源から耳を鍛える方法です。聞き取り練習はタンデムや語学学校を通しても鍛えることができますが、A2試験では対策テキストやゲーテインスティテュートからダウンロードできるリスニング問題を繰り返し解くようにしましょう。
またドイツ語A2よりも上のリスニング学習がしたい方にはDeutsche Welle がオススメです。聴き取りの練習では音声とスクリプトが両方必要になりますが、 Deutsche Welleでは音声とスクリプトのどちらも提供されています。
- Lernangebote für das Niveau A2ではA2レベル相当の聴き取り練習が可能です。

ドイツ語A2のスピーキング対策
A2スピーキング対策でもなるべく対策テキストや練習問題で収録されている内容を完璧にできるようにしましょう。A2でもA1試験と同様に最初に自己紹介から始まるので自分で一度紹介文を作ってからlang8に投稿し添削されたテキストを暗記するようにしましょう。
またA2からA1試験と比べてパートナーとの会話も増えるのでドイツ人とタンデムを定期的に行う事でより実践的に試験対策ができます。
タンデム:日本人がドイツ人に日本語を教えるかわりにドイツ人はドイツ語を教えることを言います。スピーキングやリスニンング力向上のためには会話練習は欠かす事が出来ません。

まとめ
ドイツ語A2試験はA1試験に続き重要なドイツ語の基礎です。ここで習う単元をおろそかにすると、後々B1,B2の学習で苦労することになります。他にも留学に行く前にドイツ語A2まで終了させておくだけで語学学校での理解スピードも全く変わるので今のうちしっかり基礎を固めてドイツ語B1やB2試験に備えましょう。