入ってみたらヤバかった地獄の高専寮生活!!:偏差値50だった僕がアーヘン工科大学に入学した

皆さんこんにちはアーヘン工科大学のセイジです。
今回は自分の出身校でもある国立米子高専の寮生活について紹介していこうと思います。

ちょっとした暴露話も入っているかもしれませんがドイツの大学に入学しても、
やっていけるメンタル力と勉強力を身に着けたのは
まぎれもなくこの学生寮のおかげでもあります。

最初寮生活というとハリーポッターのような楽し気なものをイメージしていましたが、
現実は全く違いました。



 

ホグワーツの寮とは程遠い米子高専地獄の寮生活

 

僕の入学した米子高専はちょっと変わっていて、
授業内容もそうなんですが、
特に一番印象に残っているのは何といっても

「!!寮生活!!」

初めて入寮したときは

「うわ~高専生活楽しそうやな~」

そして入寮式に周りの学生たちと
「これからよろしくな。どっから来たん?」
などなどたわいもない会話をして入寮を楽しみにしていました。

なんだかんだ入寮式終了後に、
両親が車を寮に寄せて家から持ってきた布団や教科書などなどを持ち込んだ時に突然…. 

「おっはよおおおおお ございます!!!!!!!荷物をお持ちいたしましょうか!!!!」

と馬鹿でかい声

「….あれ、これやばいやつやん?」

その先輩達はすさまじいスピードですべての荷物を車から取り出し部屋へ搬入。

この時すでに寮のヤバさを目にしてしまったのですが、
その時は単純に

「この人らが特別なだけやろ」とただ思っていました。

その日はオリエンテーションを兼ねて寮のルールや先輩への挨拶はきちんとするように説明を受けただけで一日が終了しました

 

みんなマルフォイ地獄の挨拶指導

 

そんなこんなで数日後、
突然夜の10時10分に放送が流れます

放送:「えー1年生の皆さんは、今すぐ寮食堂前にお集まりください。繰り返し連絡します。一年生の皆さんはすぐに寮食堂前にお集まりください」

僕:「なんやねん面倒臭いな」

そして食堂前で一年生は全員並ばせられ5分後…

先輩(寮の役員):「お前らは入れ」

1年生全員:「はい!」

そこには役員と呼ばれる方達が15人ほど座っており、
楽し気な雰囲気は全くなく背筋が凍り付くような雰囲気だけが漂っていました。
1年生が食堂にぞろぞろと入っていくと突然!
役員:お前らちんたら走っとんのじゃおるぁぁぁぁ!!!」

僕:「何めちゃ 怖いやん」

役員:「座ったか?返事は?さっさと返事しろやぁぁぁあ!!!」

1年生:「ハイ」

役員:声がちいせええええええええええ!!!

1年生:「ハイ!」

役員:「今から挨拶練習するから、そこのお前やってみろや」

1年生:「おはようございます」

役員:ち伊勢江江江!!!∑(#`皿´ノ)ノ」

1年生:「おはようございます!!」

役員:「おるあ!!もっとでるだろ!!!」

が「おはようございます」と「おるあ!!もっとでるだろ!!!∑(#`皿´ノ)ノ」はループして延々と続きます。

そこから当然怒涛の挨拶練習が始まる。
結局入寮して最初の挨拶練習では1時間以上大声を出し続けることになりました。

それから毎週この挨拶練習はありました。

 

学生寮は完全縦割り社会であったこと

 

まずこの高専というものは下は15歳から上は22歳までが通う学校であるため
自然とほかの学校よりも階級(学年)差ができ
完全縦社会でした。

寮の敷地内では先輩や先生、
来客の方が横切るたびに自分の持てる限りの大声で挨拶をし、
通り過ぎるまで
頭を下げ続けるなど、
敷地内では様々なルールもありました。

挨拶がしたくなかった僕は、
1年生の間は用心から不要な外出は控えるようになります
しかし、それでも挨拶はやってきます。

理由は簡単で1年生は1人部屋ではなく、
1年生2人と3年生1人の3人部屋だったので、
その部屋の中で先輩が通り過ぎるたびに会釈をしなければならなかったからです。

他にも1年生には仕事というものがあったり
まさにプライベートはゼロのまさに下僕生活でした(笑)

 

週に2回の「ご指導」

 

そして1年生の注目イベント言えば先輩による「指導」です。
指導とは毎週水曜日と日曜日の夜10時くらいから11時半くらいまで役員達によって行われる説教タイムです。

基本的に挨拶の声が小さいことや仕事のミスで怒られることがほとんどでした。

乗り越える方法は
「すみませんでしたあぁぁ(`艸´;)!!!」
「これから~して、二度と同じミスがないようにします!!!」

の基本セットが有効で、
一応反論しても構いませんが、
指導が長くなるだけなのでほとんどの1年生は反論しませんでした。

半年くらいたつと指導にもなれてきて、
指導の際に座る座席のベストポジションを取り合う争いが静かに繰り広げられるなど
精神的にも余裕がでてきました。

それでも座席関関係なく自分は関係なく怒られていたかもしれません(笑)

ある時はピアス、髪型またある時は「制服を着ろ」など
色々なことで怒られました。

当時は愛読していたスラムダンクの宮城リョータと同じ髪型にした日には、
夜に突然放送で呼び出され、
行ってみると5人くらい役員が…
夜の食堂前で囲まれながら指導をもらうなんてこともありました。



 

1年生の主な仕事を紹介

 

 

仕事① 朝五時半起きの野球結果写し:ご指導度☆☆☆☆☆ 過酷度☆☆☆☆☆

朝5時半に新聞が届くと、
1年生は野球の結果とスポーツニュースを8行程度にまとめ、
それを黒板に書き写す作業がありました。

黒板に書く字を綺麗じゃないと、
ご指導をいただくので、
字の汚い僕には一番つらい仕事でした。

また黒板は外にあったので雪の降る冬のシーズンはまさに地獄でした。

 

仕事② 11時半~11時55分のふろ掃除:ご指導度☆☆☆ 過酷度☆☆☆

ふろ掃除は1年生の仕事の一つで、
寮の仕事のなかも比較的楽な方の一つです。

特に夏の夜は地獄と化すのですが、
基本的に1年生だけで作業でき役員によるチェックもないので、
そこまできつくなかったです。

しかし風呂掃除ができていないともちろん指導の対象となるほか、
お湯がでるところのライオンを壊すと死ぬほど怒られます。

それでも毎回指導の時に、
必ず風呂掃除ができていないことを言われるので、
基本的に掃除できていようがいまいが関係ありませんでした。

 

仕事③ 絶対に噛んではならない地獄の電話当番:ご指導度☆☆☆☆☆ 難易度☆☆☆

米子高専の仕事で嫌われている仕事の一つがこの電話当番です。

2人1組で行う電話当番は、
夕方から11時半にかけて1時間おきに定時連絡や
役員から渡される放送原稿
読む仕事です。

例えば「インフルエンザには注意しましょう」や「来週、寮内清掃が行われます」などなど

仕事の難易度は原稿量によって大きく異なりますが、
ミスのしやすい仕事でもあり、
良く指導の対象になります。

分別ミスは許されないごみ当番:ご指導度☆☆☆☆ 難易度☆☆☆☆☆

ごみの分別はもちろん小さなミスでさえゆるされません。

小さな針金や軟プラスチックが混入していようものならば、

きついご指導を受けることになります。

 

指導を受けることが多いイベントをまとめてみました!!

 

役員全員の名前を丸暗記&口頭試験:ご指導度☆☆ 過酷度☆☆

1年生がオリエンテーション時に受け取る資料の1つに役員の名簿リストが存在します。

1年生はそのリストに載っている人物すべてを暗唱しなければなりません。

指導時に口頭試験があり、答えれないと個人的なご指導を受けることになります。

また周りの人が間違った回答をすると自分も笑笑ってしまうことがあるなど、
「巻き込まれご指導」を受けることがあります。 

12時に絶対就寝の掟:ご指導度☆ 難易度☆☆

1年生は何としてでも、12時までに就寝しなければなりません。

もちろん風呂当番にも例外はなく、
役員の方が夜に巡回し、
その時に寝ていなければご指導を受けることになります。

顔に布団をかけていてもどかしてライトを当てたりしてくるので、
寝ているふりの技術が低いものはご指導を受けることになります。

 

8時半~11時までの勉強時間:ご指導度☆☆☆☆ 難易度☆

この勉強時間の間は絶対に、

自室で自分の席についていなければいけません。

高専ではしっかり勉強していないと留年ないし退学してしまうので、
ここでは勉強しておきましょう。

7時半からの切れ切れラジオ体操:ご指導度☆ 難易度☆☆☆

 

米子高専学生寮では毎朝ラジオ体操があります。

朝7時半に寮全体に曲が流れるこれが起床の合ですが、
それでも一年生は7時半の音楽が流れ始める前にはラジオ体操の場所にいないといけません。

もし役員に見つかればきついご指導を受けることになりますが、
朝なので役員の元気がなく、
遅刻のご指導は水曜日か日曜日の夜の定例ご指導に回されるので、
安心してください。

 

 振り返ってみて

 

もう一度寮生活を1からしたいかと聞かれれば2度としたくありませんが、
寮生活を振り返るとそこで鍛えられたメンタルや勉強力は確実にアーヘンに来てからも役に立っています。
特に普段から勉強する大切さいわゆる「継続は力」の大切さを学んだのもこの時でした。

それでは次回に



2 thoughts on “入ってみたらヤバかった地獄の高専寮生活!!:偏差値50だった僕がアーヘン工科大学に入学した

  • 9月 17, 2017 at 3:55 am
    Permalink

    米子高専って、偏差値50で入れるんですね。
    過去、高専に入れる人は、東大、京大、九大といった大学に進める人がゴロゴロしてましたが、今はどうなんでしょう?

    Reply
    • 9月 17, 2017 at 10:10 am
      Permalink

      高専は受験一発勝負で入学できるので、高専の受験対策をばっちりしていけば入学も狙えます。
      そうですね。東大や京大はなかなかいませんが、クラスメイトにも東北大学や東工大に行く人もいました。

      Reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です