僕しか知らなかった国立高専に入学メリット:偏差値50だった僕がアーヘン工科大学に入学した

皆さんこんにちはアーヘン工科大学のセイジです。

「高専に入学するメリットとは?」と聞かれれば、日本の大学に編入できたり就職が良いなどが一般的です。
今回は高専生の間でも意外と知られていない、ドイツの大学に入学した僕だけが知っていた高専に関するメリットについて紹介します。

これから受験勉強を控えている中学生や高専生の方に少しでも参考になればと思います。



 

ドイツの大学理系であれば学部問わずに入学できる

 


高専生で大学進学を考えるなら、誰しも旧帝大学や国立大学を検討するでしょう。しかし個人的にはもっと海外を検討しても良いと思います。高専卒業の資格があれば、あまりにひどい成績でなければ、ドイツの理系学部(建築、数学、物理、電気、情報)では大抵入学許可が下ります。もちろんドイツ語能力は必要ですが、死ぬ気ですれば一年で何とかなるでしょう。
高校卒業では学科を選ぶどころか、入学許可すらも貰えないので、その点高専であれば試験なしのドイツ語能力だけで入学できます。

※近年高校卒業のみでドイツの大学入学を希望する場合、大学準備機関の試験を受けることを求められる傾向にあります。

さらに授業料も年間で2万円程度なのでアメリカやスイスと比べても格安です。しかも州内の公共交通機関はすべて免除になり、加えて寮に住めば家賃は電気代込みで2万円程度と、日本の大学に行くよりはるかに安く済みます。
もしかしたらドイツ以外の発展途上国も以外とねらい目かもしれませんね。

「大学の推薦入試で大切なのは4年生の成績」という高専の変わった制度のため勉強に追われることも特にないので、4年生も自分のしたい勉強をできます。

 

留学するなら高専!!留学試験ではライバルの少ない3年生が狙える!!

 


「留学がしたい!!」
それでも安く留学に行こうとすれば、もちろんライバルは多く、特に人気の国では都会の名門高校の生徒がライバルになります。でも高専なら彼らが留学したがらない3年生時の留学が狙えます。それでもライバルはいますが、母数がある程度下がるので高専生が有利な条件となります。

誰も取らないけど、実は他の高校生や大学生に比べてリスクを取りやすい!!!

 

高専は良くも悪くも留年することがありますが、逆に考えれば留年はそれほど珍しいことではありません。
なので思い切って高専を休学して、海外に行くのもありです。また高専から海外の大学を目指したり、バックパッカーとして世界を巡りながら、自分の進路を考えることもできます。

帰国してから編入試験を受ければ、大学3年生から始めることができるので、

「海外の大学にチャレンジして失敗しても日本の大学に編入できる!!」
と思うと挑戦しやすいですよね!

 



 

本気で興味を持ったことに場所と知恵を貸してくれる

 


高専と言えばモノづくりです。もし余裕があるなら、誰かと一緒にモノづくりを経験してみてはどうでしょうか?
学校の課題ではなく、自分のお金で何か作ったりしてみましょう。

高専には大学や高校では無い、もしくは簡単に使わせてもらえない工作機械がたくさんあります。自分も高専にいる間に3DプリンターやArduinoなどを借り、バイトでモーターなど小さな電子部品や太陽光パネルを自分で買っていろいろ作っていました。もし工作過程に分からない事があったり、自分の考えたアイディアを相談したいとき、すぐ相談できるのでモノづくりをしたい方には最高の環境です。

 

高校生に比べてバイトがしやすい!!

 

高専はバイトがしやすく交渉次第で大学生と同じ時給で雇ってくれます。高専時代は留学費用やドイツ渡航費を稼ぐためにカラオケ、スポーツ店、塾の講師、家庭教師から日雇い労働と色々な職場で働いていました。
なんだかんだ高専の先生には文句を言われますが、基本的に口頭注意程度で終わるので高校生に比べて比較的校則ゆるいのが特徴です。

 

 休暇中になんでもチャレンジできる

 

高専は1カ月半程度の春休みと夏休みがあり、これが海外の語学学校の1カ月コースと相性が良いので、思い切って海外にいけます。自分も4年生の春休みを使ってドイツの語学語学学校に通ったり、旅行に行ったりしていました。
最近ではタイやフィリピンの語学学校であれば格安で留学できるので、英語力を鍛えてみてはどうでしょうか?

語学留学以外にも自分が興味を持った自己啓発セミナーに参加してみたり、簿記の勉強をしたりと新しいことに挑戦できる良い機会でした。

 

 



4 thoughts on “僕しか知らなかった国立高専に入学メリット:偏差値50だった僕がアーヘン工科大学に入学した

  • 10月 18, 2017 at 7:38 pm
    Permalink

    初めまして、Shinと言います。私はアーヘン工科大学にVisiting researcherとして今年の
    10月来ています。社費留学で2年間パワーエレクトロニクスについて研究しています。
    いろいろとアーヘンについて調べていく中でセイジさんのサイトに出くわし、
    同じ高専出身者+元々あまり勉強しなかったが、あることをきっかけに猛勉強し始めたと
    同じような経験をしている身として、親近感を覚えコメントしました。研究室は基本英語
    なのですが、生活する上ではドイツ語が必須と感じているのでセイジさんのおすすめ
    勉強法で私も勉強していきたいと思います。高専の寮はどこも癖があるなぁーと面白く
    読ましていただきました。
    同じアーヘンにいるので時間があるときにお会いできると良いですね!

    Reply
    • 10月 19, 2017 at 2:42 pm
      Permalink

      コメントありがとうございます。
      社費留学で来られている方がいるなんて初めて聞きました!!
      ちなみに自分は前学期にパワーエレクトロニクスの試験に大苦戦させられていました。
      やはり研究室は英語が主流なんですね。自分は英語が苦手なので、学部生中に英語習得を目指したいと思います。

      毎月アーヘンで日本・ドイツスタムティッシュが開催されているので、機会があれば自分もぜひお会いしたいです。
      下にグループページのリンクを貼っておきます。
      https://www.facebook.com/groups/408423302564488/
      それでは、また次回お会いするときに!

      Reply
      • 10月 19, 2017 at 8:54 pm
        Permalink

        セイジさん
        私も日本人が少ないアーヘンに日本の若武者がいることにビックリしました。しかも高専生!! 絶対数で
        こそ高専生は少ないですが書かれているよう、割合で考えればいろんな生き方をしている割合は高いと
        思います。私は高専卒⇒就職⇒大学編入、院卒⇒現在の会社というように少し特殊です。会社はそれなりに待遇よく、留学中も給料+手当+家賃・交通費・雑費全額支給で恵まれています。国際学会の発表で4回ほどドイツに来ていたのでドイツの雰囲気が好きでドイツに留学することにしました。De doncker先生というパワエレの大御所のところで研究をしています。パワエレは太陽光、風力、EV/PHEVといった新エネ関係では必須の技術なので日本含め世界的にも求人は引張ダコ状態です。チームリーダーをやっていたので対外的活動も多く、いろんなメーカーと付き合っていたので、もし、日本の就職事情などを知りたければわかる範囲で伝えれます。私はちなみに自動車関係のパワエレ部品の開発をやっています。
        10月は少しバタバタしているので11月ぐらいにまずは2人で食事でもどうでしょう?

        Reply
        • 10月 20, 2017 at 8:11 am
          Permalink

          いえいえ。実はアーヘンには隠れ高専生が何人か居るので僕だけじゃないんです。
          高専卒のメリットはやはり卒業して一回就職してからでも、大学編入したりといった柔軟性ですよね。
          ドンカー(De Doncker)教授ですか!!
          前の学期にドンカー教授の授業を受けていて、最初の試験に落ちて2度目に何とか合格しました。(-“-;A ..
          ドンカー教授の授業は少し変わっていて、パワーエレクトロにクスの基礎以外にも授業中よく自分の発明品を授業で自慢しています。
          試験でも教授の開発した【Dual Aktiv Bridge】を試験に出題したりしていたので試験合格率が35%程度とかなり苦しめられました…
          自分も将来は日本で働きたいと考えているので、ぜひご教示お願います。
          そうですねぜひ11月ごろに是非Pontor辺りで食事でもしましょう。

          連絡はフェイスブックを通してでもよろしいでしょうか。
          https://www.facebook.com/seijii.noue.german

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