DSH試験とは
DSH試験とはドイツの大学入学を希望する外国人のためのドイツ後試験でドイツの大学でのみ受験するけることができます。ゲーテ試験やTestDaFと並ぶ言ってしまえば大学入学のための三大ドイツ語試験の一つです。このDSH試験は大学入学に影響力があるだけではなく、ドイツでの就労やビザ申請にも影響力ががあります。DSH試験は各大学で作成されているため試験構成や難易度は学校ごとで異なります。
試験ではDSH1,DSH2もしくはDSH3の成績をとれば合格になります。その中でDSH2もしくはDSH3に合格すればドイツの大学に出願する事ができますが、DSH1の場合は大学入学に不十分とみなされ不合格になるか条件付きで入学許可を得られる可能性があります。
主な入学許可条件
- 学期開始直前に行われるDSH試験にDSH2もしくは3を取得(TestDaFやゲーテC2試験でも可)
- 最初の学期終了(冬学期の場合2〜3月)までにDSH2もしくは3を取得(TestDaFやゲーテC2試験でも可)
指定された日までにドイツ語の証明書を提出しない場合強制退学させられるので注意してください。
DSH試験のメリット
- 試験費用がTestDaFに比べて安い(一般的に80ユーロ前後)
- 結果発表が早い(一週間以内には合格発表)
- 試験回数がTestDaFに比べ多い(各大学でDSH試験があるため)
DSH試験のデメリット
- 大学によって試験科目が異なる事や難易度にもばらつきがある。
- 大学によっては他大学のDSH合格証を受けつけない場合がある
- 日本でDSHを受けられない
またDSH試験はどこの大学でも使えるということではありません。
DSH試験の注意点を参考にしてください。
気になるDSHの構成
筆記試験(一次試験)
- Hörverstehen(聞き取り)
- Textproduktion(作文)
- Leseverstehen(読解)
- Wissenschaftssprachliche Strukturen(文法問題)
口頭試験(二次試験)
- 自己紹介・大学の志望動機・テストを受けた感想
- 専門分野に関連する文章の要約と質疑応答・事前に渡される15行程度の記事に対する質疑応答など
一部のWebサイトではDSH試験の試験内容まで紹介していますが、DSH試験は大学が個々に作成している試験であり、試験内容や採点方法は大学によって異なります。なのでDSH試験に対する情報収集はウェブ検索で行うのではなく、実際に試験を受けられた方に直接質問する事をお勧めします。
またDSH準備コースに通う前方は過去問などをダウンロードして試験の傾向も同時に知っておくと良いかもしれません。
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