TestDaF・DSHに合格するリスニング勉強法【ドイツ正規留学・ドイツ留学】

ほとんどの日本人がもっとも苦手なテストがリスニングです。リスニング勉強は他の単語勉強や文法練習と違って勉強の成果が見えにくいので、多くの日本人の悩みの種です。今回は日本人の苦手であるリスニング対策を詳しく紹介していきます。

TestDaFとDSHのリスニング問題

TestDaFのリスニング問題は選択式で、1度のリスニング時間も短いためほとんどメモを取る時間がありません。それに加えて問題数が多く問題ごとに解答方法も変わります。DSH試験の場合、リスニングする文章はたった1文だけです。ただ、1度のリスニング時間が10分とTestDaFに比べてかなり長く、メモを取らずに問題を解くことはかなり難しいです。そのため多くのDSH試験ではリスニング問題前にメモ用紙が複数枚配られます。そして、メモを上手く取れるかどうかで点数は大きく左右します。

DSH試験メモの取り方のコツ

リスニングした内容をすべてメモにとるのはお勧めしません。これは筆記体が素早く正確に扱える欧米人の特権なので、日本人が真似をするとメモを読み返した時に何が書いてあるのか分からない事や問題で問われている事柄とまったく関係のない内容をメモしていたり、無駄が多いからです。できるだけ問題で問われている内容に関するもののみをメモするように心がけましょう。リスニングに不慣れな最初のうちは難しいですが、慣れてくると問題と関係のない内容は余裕を持って聞き流せるようになります。

リスニング勉強法

インタビューやレポートによるとリスニングを苦手としている方は多く、また多くの受験者は対策練習にラジオやDeutsche Welle、タンデムなどを活用しています。DSHTestDaFリスニング試験は聞き取り能力だけではなくメモを取る力も求められます。その2つの能力を効率よく身につけるために受験者にオススメしている勉強法は次のメモ練習と聞き取り練習です。

試験に勝つメモ練習

大抵のDSH試験ではメモが認められています。ここでは的確に素早くメモを取る技術が求められます。 オススメしている方法はインターネットでDeutsche Welle のニュースを聞きながらメモを取っていく方法です。

  1. Deutsche Welle では音声とスクリプト(原稿)をダウンロードできるので、最初にリスニングするニュースを決めます。
  2. 次にリスニング時間を設定します。初めて行う方は3~5分と短めに設定することをおすすめします。
  3. A4用紙を用意する。 音声を再生し、自分が設定した時間が終わるまでメモを取る。
  4. メモした内容を使って自分でもう一度文章を作る。
  5. 音声のスクリプトと自分の作成した文章と照らし合わせる。

最初のうちはまったくメモが取れないかもしれませんが、この練習を繰り返す事で確実にリスニング力はUPできます。
またダウンロードした音源はiPodなどに入れて持ち運べるので移動中でもリスニング勉強ができます。

Deutsche Welleではドイツ語学習者向けに再生速度の遅いニュースを配信しているのでそちらもぜひ活用しましょう。Deutsche Welleの他にもDSH過去問やTestDaFテキストに収録されているリスニングCDを使っての方法も非常に効果的です。メモ練習を続けると会話の重要な箇所がわかるようになり、テスト勉強以外にもドイツ語レベルの底上げにつながります。

DSH試験まとめはこちらから

[amazonjs asin=”3930861402″ locale=”JP” title=”DSH- und Studienvorbereitung. Text- und Uebungsbuch: Deutsch als Fremdsprache fuer Studentinnen und Studenten”]

方法はいろいろ!聞き取り練習

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-05-12-16-20

聞き取り練習①Deutsche Welle

聞き取り練習の王道はニュースサイトやリスニングCDなどの音源を使用する方法です。聞き取り練習はタンデムや語学学校を通してもできますが、DSHTestDaF試験では幅広いテーマのドイツ語を聞き慣れておく必要があるので、聴き取りに必要な音声とスクリプトのどちらもが提供されているDeutsche Welleを活用しましょう。

聴き取りの練習では音声とスクリプトが両方必要になりますが、 Deutsche Welleでは音声とスクリプトのどちらも提供されています。

Top-Thema mit VokabelnではB1レベル相当の聴き取り練習ができます。
比較的短い音声が中心に収録されているので聞き取りが苦手な方にはTop-Themaがおすすめです。

AlltagsdeutschではC1, C2レベル相当の聴き取り練習が可能です。音声は10分程度で内容もかなり難しいので、心が折れる事があります。音声のスピードは実際のDSH試験と比べてもかなり早いので、聞き取れなくても心配は必要ありません。

[amazonjs asin=”B01G2A7DWO” locale=”DE” title=”Detektiv Conan – 19. Film: Die Sonnenblumen des Infernos Limited Edition”]

聞き取り練習②映画のオーバーラッピング

ニュースが苦手な方は映画鑑賞!どの映画を観れば良いのか分からないという方にはコナンをお勧めしています。コナンの映画は多種多様なテーマを扱っており、推理アニメなので他の映画やアニメに比べ会話の量も多く、その上DVD再生を日本語吹き替えに設定できるため分からなかった表現をすぐに確認できるなど、たくさんのメリットがあります。それに、登場人物の年齢層も小学生からお年寄りまでと幅広く、C1レベルの方にとってもドイツ語の推理シーンは難度が高いので、ヒアリングの勉強には非常におすすめです。映画はニュースとは違い繰り返し聞いても苦にならないので、ニュースを読むのが苦手という方は映画から始めてみてはいかがですか。コナン以外の映画やアニメでも字幕を付けながらオーバーラッピングするのもおすすめです。

*オーバーラッピング:字幕を見ながら音源に合わせて発音すること

 

82ea1d033adf471794082c5ffc55b870_s

聞き取り練習③タンデム

日本人がドイツ人に日本語を教えるかわりにドイツ人はドイツ語を教えることをタンデムと言います。スピーキングやリスニンング力向上のためには会話の練習は欠かせません。またタンデムを通してドイツ人の友達ができるなど交流の幅がグッと広がるため、ドイツに来たばかりの方には是非お勧めです。

タンデムパートナーの探し方はこちらから

注意

DSH試験は大学によってテスト構成が若干異なり大学付属の語学学校に通っていない方は注意が必要です。