カールスルーエ工科大学

カールスルーエ工科大学の基本情報

カールスルーエ工科大学は、1825年、ルートヴィヒ1世 (バーデン大公) によって創立されたドイツでは最古の工業大学。ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州に位置する。カールスルーエ工科大学は80を超える学科課程を提供している。ドイツ9大工科大学によるTU9のメンバーである。KITでは約1200名の研究者がエネルギー分野の研究を積極的に行っている。学生数は25000人と大学関係者は9300人に上る。学生のうち約20パーセントは外国人である、またこの数字はドイツ大学内でもトップクラスである。

主要学部

・Architektur(建築)
・Bauingenieur-, Geo- und Umweltwissenschaften(土木・地学・自然工学)
・Chemie und Biowissenschaften (化学・生物)
・Chemieingenieurwesen und Verfahrenstechnik(化学応用学部)
・Elektrotechnik und Informationstechnik (電子情報)
・Geistes- und Sozialwissenschaften (社会学部)
・Informatik (情報学部)
・Maschinenbau (機械)
・Mathematik (数学)
・Physik (物理)
・Wirtschaftswissenschaften(経済学部)

歴史・卒業生・有名人

カール・ベンツ 世界で最初に実用的なガソリン動力の自動車を発明し、自動車メーカーのベンツの創始者となっている。学内にはカールスルーエの銅像があるほかカールベンツという講義室もある。

ハインリヒ・ヘルツ カールスルーエ大学の教授として1888年に電磁波を生成・検出する機械を構築し、電磁波の存在を初めて実証した。。アメリカの水爆の父であるエドワード・テラーも同大学を卒業している。2009年にカールスルーエ工科大学(KIT,Karlsruher Institut für Technologie)に改名した。

ハインリヒ・ヘルツ マクスウェル電磁気理論を発展させ電磁波を発見した。また、電磁波が様々な物体を透過し、物質によっては反射されることを発見し、のちの無線通信技術へ大きく貢献した。SI単位であるヘルツは1930年と彼の死後に付けられた。また甥はダクスタ・ヘルツは1ボーア量子論の研究などから1925年にノーベル物理学賞を受賞。さらにその息子のC.ヘルツは超音波検査を発明するなどヘルツ一族が残した功績は大きい。

日本との提携大学

  • 京都大学
  • 大阪大学
  • 東北大学
  • 東京大学
  • 奈良先端科学技術大学院大学

カールスルーエ工科大学入学に関して

入学はUni Assistではなく直接大学のポータルサイトから行え、入学基準はバイエルン州ほど厳しくなく、またブラウンシュバイク工科大学のように審査料はかからない。書類に不備がある場合メールで知らせてくれる。

カールスルーエの生活・その他

カールスルーエは、宮殿を中心に交通網が放射状に広がっているのが特徴的でバロック都市として有名である。宮殿の近くでは、町が南側に扇形に広がっているので、「扇都市」とも呼ばれている。フランスとの国境も近いことや鉄道が発達しておりバーゼル(スイス)までのアクセスが容易である。他大学同様スポーツクラブや文化系同好会も数多く存在する。カールスルーエ工科大学は多くの日本の大学と提携しているが、あまり日本人学生はいない。しかしカールスルーエ音楽大学を目指して日本から渡独してくる学生は多く、カールスルーエ工科大学には語学学校が併設されており、そこでは日本語の授業も行われている。

外国人学生の生活を紹介した動画(ドイツ語)



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