前書き:最初に言っておこう僕は高専一の問題児だった。

最初に言っておくと僕は高専では問題児だった。正直に言うと生まれてから今のところずっと問題児だ。

たぶんこれからもそうだろう。高専在学中も在学中も素行も良いとは言えなかった。そんな僕にとって先生に呼び出されて怒られたり、職員会議にかけられたりは日常茶飯事だった。

何とか停学・退学処分になることもなく卒業したが、卒業した時は就職先も進学先も決まっていなかった。

それでも今はドイツのアーヘン工科大学で大学生活を送っている。なんとかなっているのだ。

言っておくが、僕は決してイーロン・マスクTravis Kalanickのように何か起業して成功したわけでもなく、良い学術論文を書いたわけではない。

ただ一高専卒業生として後輩に何か残せる事はないかと考え、今回、後輩たちにメッセージを送る事にした。

今後の高専生活や卒業後の進路決めるうえで少しでも役に立つなら幸いである。

カリフォルニア大学やMITの学生と学んでいる事は同じ!!だから今勉強している事に誇りと自信を持もとう!!

高専で勉強している方で、『これっていったいなんの役に立つねん!』と思ったことはないだろうか?

僕も思っていた。専門的になればなるほど難しくなるし嫌いになる事もある。ただ高専で勉強している事はITHやMITのような世界の超一流大学と全く同じ内容だ。

だから君たちが今一生懸命勉強しているマクローリン展開や微分方程式はハーバード大学やオックスフォードの優秀な学生でさえ必ずやっているし苦労もしている。

『今勉強している事はオックスフォードの学生が勉強している事と同じ!!!』と思うと世界が少しだけ近く感じて一緒に頑張れる気にならないだろうか。

僕は高専生の時にスイス連邦工科大学の授業に潜り込んでそれを感じた。やっている事は結局高専と同じなのだと。

僕はむしろ高専なら先生と生徒の距離が近いので、分からない事や疑問に思ったことがあれば先生の研究室に直行できる。この魅力はアーヘン工科大学はもちろん、カリフォルニア大学やMITでもまずないだろう。今いる環境を最大限活かし、とにかく今学んでいる事に自信と誇りを持とう!

高専生まず自信を持とう!!
  • 学部の間はドイツの名門校やMIT、ハーバードの学生としている勉強している事は同じ。
  • 教授との距離感は近い!今の高専という環境は世界の一流大学と比べてもメリットがある。その長所は最大限活かしていこう!

自分で計画して海外に行ってみよう。

高専は良くも悪くも留年することがあるが、逆に考えれば留年はそれほど珍しいことではない。
だったら高専を休学して、海外に行くのもありだと思う。

後春休みと夏休みがそれぞれ一ヶ月以上あるので、その休みを利用して自分の行ってみたい国に行ってほしい。

自分と違う価値観や高専では勉強できない事に沢山出会えるだろう。

時間が許すのであれば海外の一流大学の授業に潜り込んで授業を受けてみるのもお勧めだ。言葉は違っていても自分の専門分野なら以外と理解できてしまうだろう。

大学に寄るのであれば、図書館にも足を運んでほしい。海外の大学となると学生の熱量が桁違いに変わる。僕の通っているアーヘン工科大学でも毎日朝から晩まで勉強している学生でごった返している。
テスト1か月前からは図書館の席を取ることすら困難になるほどだ。

そんな世界の学生たちが勉強する覇気をぜひ味わってみてほしい。

『お金がない?』だったら奨学金、クラウドファンディングVALUでお金を集めたり、バイトも良いやり方は沢山ある。僕も学期中の放課後にカラオケ店、塾の講師や工事現場で働き、長期休みには海外にインターンシップやヨーロッパの語学学校に行ったりした。どれも日本ではできない経験で今の自分の土台になっている。

高専在学中に海外へ行ってみよう!
  1. 自分の行ってみたい国を決める。
  2. 旅の予算を計算する。
  3. クラウドファンディングやバイト、奨学金などなんでもいいからお金を集める。
  4. 出発!!
  5. 英語スキルを高めたり、そこでしか経験できない事をしよう!!

『お金がない、頭が悪いから~できない』と決めつけない。進路指導の先生に頼るな!!自分で戦略を立てよう。

どこの高専にも進路指導がいると思うが、最近その先生の言う事の言う通りにしすぎて自分で将来を考えない学生が多い気がする。正直僕の同級生でもテスト勉強の時間以上に自分の進路や将来を決める勉強をしていない学生が多かった。

卒業して昔の同級生たちと飲みに行くことがあるが、適当に就職してしまうと確実に後悔する。

自分がどうなりたいかもっと考えよう。

高嶺の花な目標でもとにかく立ててみよう。なりたい将来が決まったら、先生に相談しなくてもいい。相談する前にガチ戦略をたてよう!!何度も何度も目標までの道のりをブラッシュアップしていけば、以外と『あれ、いけるんじゃね?』となるかもしれない。

僕は高専在学中に『ドイツの大学に進学する!!』と言ったときは先生に『勝手にしろ!』と言われた。正直、学校の先生や同級生みんな『何を言ってるんだこいつは!』と思われていた。

あいにくだが、僕はそんな事じゃあきらめなかった。

何度も入学までをシミュレーションして入学までの一年分の計画書を立てたりいろんな人にもプレゼンしてブラッシュアップしていった。
その結果、今、ドイツのアーヘン工科大学の学生として勉学に励んでいる。結局なんとかなるものだ。

『お金がないから大学に行けない』『頭が悪いから大学に行けない』を理由にするのもやめよう。

とにかくなりたい将来自分で創造していこう。

興味がない、楽しくないと思ったら部活でもサークルでも思い切って止めよう。自分の本当にしたい事に熱中しよう!!

高専の5年間は長い。15歳から20歳の過ごし方が君の人生に大きな影響を及ぼすだろう。少し自分の話をすると、僕は米子高専の学生寮に住んでいた。そこの寮では1,2年生全員が運動部に入部しなければならない。

運動部に入部していないと厳しい指導を受けることになるので、僕も渋々運動部に入部していた。結局、学校が終わって夕方の6時くらいまでは自分のしたくもない部活に時間を取られていた。もちろん休日もだ。

僕は部活動や運動することを否定している訳ではないが、15歳からの2年間は自分の今熱中している事に全力を注ぎ込んだ方が良い。今熱中している事がないなら猶更自分のしたくない事に時間を使っている場合でじゃない。今でもから走りながら探そう。

嫌いな事はさっさと止めて自分の興味があることを始めよう!!
  • 部活もサークルも楽しくなかったら思い切ってやめよう、周りに貴方の時間を使われている場合じゃない。
  • 熱中している事がないなら走りながら探そう!

沢山チャレンジして沢山失敗しておこう

部活同やサークル、研究でもとにかく高専にいる間にぜひ色々な事にチャレンジしてほしい。部活もいろいろな部活に入部してみるのも悪くないだろう。僕は夏は水泳部そして春と秋はテニス部の練習に参加し、夜は野球部の練習に参加していた。卓球がしたくなったら卓球部と一緒に卓球もしていた。自分の経験したことのない事をどんどんチャレンジしていこう。

弁論大会やコンテストなら1年以内の期間を目安に自分の興味がある分野にチャレンジしてみよう!!

とにかく興味を持ったことにチャレンジ!!
  1. 取り組んでみたい1年以内で結果がでそうなコンテストや大会を見つける。【プログラミングコンテスト、弁論大会、ロケットコンテスト、外部発表する前提の研究などなど...】
  2. したい事が見つかったらとにかく応募する。
  3. 目標に向けて努力しながら、わからない事があったら高専の先生に相談する。
  4. 1~3を結果が出るまで繰り返す。

部活やサークルでは自分が立案する機会が少ない、在学期間中に自分の専門分野に関わるコンテストに出場してみるのもお勧めだ。お金がかかるチャレンジならクラウドファンディングで集めてみるのも良い経験となるだろう。

沢山本を読み自分の専門分野以外もたくさん勉強しよう!

高専在学中にできるだけいろいろな本を読んでほしい。理系ライトノベルだけでなく自己啓発系の本からマルクスの資本論、マクロ・ミクロ経済のような経済系の本やロックフェラー回顧録やバフェットのスノーボールのような伝記もの漫画なら宇宙兄弟やキングダムとにかく、いろいろな本に触れてほしい。

本を読むことで新しい事に興味を持ったり、挑戦したい事が見つかる良いきっかけになるだろう。

在学中に沢山本を読もう!
  • 高専5年間の間に沢山の本を読もう。
  • 漫画や小説、自己啓発など様々なジャンルに触れよう。
  • 本を読むことで新しい事に興味を持ったり、挑戦したい事が見つかる良いきっかけになる。

最後に

僕がドイツに来て一番驚いたことがどの国の学生も非常に勤勉であるという事だ。海外では毎日10時間以上勉強する学生も沢山いる。

自分の中で一番印象に残っている事がある。ある時、図書館で勉強していると、僕の向かいの席で一人の中国人が勉強していた。1,2時間過ぎたころだろうか突然彼が鼻血を出してしまった。しかし彼は慌てる事もなくその場でティッシュを鼻に詰め、何事もなかったかのように勉強をつづけた。

これこそ勤勉であると感じた。果たしてこれができる学生が日本に今何人いるだろうか…

世界は今、僕たちの目にも分かる勢いで進化している。AI、ブロックチェーンの新しいテクノロジーを初め少子高齢化など、世界と日本の間に大きなポテンシャルが生まれてきている。

高専生の君たちは5年間同じ場所で勉強して専門分野を深めていくだろう。だけどそれだけじゃ足りない。それ以外の付加価値がもっと必要になる。

どんな付加価値が将来必要になるかは、自分で走りながら見つけてほしい。英語力が身に付けば【専門力×英語力】の可能性が生まれる。ほかにもPythonVRなどこれから価値の上がるものは沢山ある。周りが持っていない付加価値があれば、あなたの可能性は何倍も広がっていだろう。

ともに興味がある分野を走りながら探し、失敗しながら挑戦していこう。

井上誠志

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