バイロイト大学に留学してみて分かったドイツ留学の良さ!

首都大学東京からドイツ・バイエルン州にあるバイロイト大学に留学しているKokoroさんにバイロイト留学の魅力を語っていただきました。英語で行われるカリキュラムの豊富さや近代的な大学の良さについて紹介していきます。

ドイツ留学体験談第4弾は首都大学東京の都市教養学部からドイツのバイエルン州にあるバイロイト大学に留学しているKokoroさんにお話を聞いていきます。

バイロイト大学の授業スタイルや語学学校の様子、また『留学前にはこれだけドイツ語ができていたい!』など、バイエルン州でドイツ留学を目指す方ならおすすめの留学レポートです。

バイロイト大学

9月 25, 2018

ドイツ留学のきっかけ

高校生の頃から漠然と留学をしたいと考えていましたが、自分の英語力には自信がありませんでした。

大学2年の10月段階でIELTSはoverall5.0。これでは英語圏の大学への交換留学の学内選考に応募すらできませんでした。失意の中、次の手を模索しているうちに、英語とドイツ語の両方の力を伸ばしていく道こそが自分に合っているのではないかと考えました。

私は特にサッカーが好きで、ドイツ語を継続して学習していたので、それらがきっかけでドイツ留学を志すようになりました。

バイロイト大学や語学学校の様子

パイロイト大学の敷地内にも自然がいっぱい

大学の図書館も近代的でおしゃれ

夏学期(Sommer Semester)では週2回のドイツ語の授業と週4回の専門の授業を履修していました。

言語の授業では、レベルごとにクラス分けされるのですが、B1レベル以下ですと満足な授業が受けられませんでした。

というのも、B2以上だと読解(Lesen)やプレゼン(Präsentation)など何種類か授業を履修できるのですが、B1以下だと週2回の授業しか選択できない上、私の属していたB1のクラスは1人の先生に約30名の学生がいたので、隣の学生と積極的に話すしかドイツ語を話すことができません。

バイロイト大学で学ぶなら、最低でもB2、できればC1以上の能力を身に付けてから来たいものです。

専門の授業は満足できる内容ばかりでした。講義の授業も事前資料があることが多く、予習に役立ちましたし、講義と合わせてゼミナール形式の授業も並行履修する場合も多いので、講義で理解できなかった分のカバーリングができます。

また、バイロイト大学では英語開講の授業が充実しているのも特徴的だと思います。

留学生が全学生の10%を占めるこの大学では、英語でも授業が選べるので、ドイツ語に自信の無い方はまずは英語開講の授業の比率を多くして履修し、留学生活に慣れていくのも1つの手かと思います。

私も英語開講のドイツ基本法(German Public Law)の授業を履修していました。少人数でしたが、バックグラウンドの異なる学生が多く集まる授業だったので、意見交換するのが楽しかったです。

ゲーテ先生
なるほど。独学でドイツ語の勉強をするのは大変ですよね。そうすると英語で履修できる科目が多い大学に留学するのは理にかなっていますね…

マルクス先生
だからと言って『ドイツ語を勉強しなくてもいい』という事ではないぞ!留学中はしっかりドイツ語を勉強して、友達を沢山作っておくれ!

ドイツの生活や寮について

昼休みにバイロイト大学内でアイスを購入。2玉で€1.8です!

昼休みにバイロイト大学内で販売されているアイスは2玉で€1.8と格安!

€157/月と格安なので助かっています。朝が弱いので、早朝の授業は入れないようにしていました。

入学手続の際に施設利用料の約50ユーロと共に定期券(Semesterticket)の約50ユーロを支払っているので、バイロイト市内のバスは無料で乗れます。授業終わりは時間があるので、帰宅がてらバイロイト市内をよく散歩しています。

授業の課題はほぼ毎回あるのですが、友人同士でよく助け合っていました。月に一度程度、日本人同士の交流会もあるので、そこでリフレッシュもしています。

マルクス先生
家賃157ユーロは安いのお!

ドイツに留学するなら『学費』よりもむしろ『生活費』の方が大きく月々の出費に影響するので、留学前はしっかり下調べするのじゃ!

ドイツ留学中一番印象に残った思い出や苦労した思い出

留学中にできた1番の友人と隣町バンベルクに日帰り旅行

一番困ったのは渡航してすぐ行う各種手続です。

住民登録は2時間程度待てばその日のうちに完了しましたが、銀行口座を作るのに時間がかかり、学籍登録申請がなかなかできず、ビザ申請も容易ではありませんでした。

予約必須の文化だったり、営業時間が極めて短かったりするためですが、手際よく書類を用意し、きちんと交渉していくことが必要となります。

嬉しかったのは、こちらでできた本当に仲の良い友人から2ヶ月遅れではありましたが、バースデーカードをもらったことが本当に嬉しかったです。これからもこの付き合いを続けていきたいです。

実践していたドイツ語勉強法やオススメテキストなど

日本にいる間は大学の授業が中心でしたが、それ以外に独検を目指すことをモチベーションにしていました。留学前に独検2級を取得していました。

独検対策ではありませんが、文法なら白水社必携ドイツ文法総まとめはおすすめですし、単語・リスニングは三修社耳が喜ぶドイツ語を私は使っていました。

こちらに来てからは授業や日常生活でわからないことを調べるという感じです。あとは、2ゼメスター連続でBuddy Programにエントリーして、ドイツ人のBuddyとドイツ語で話す機会を持つようにしています。

留学前に準備しておけば良かったと思うこと

バイロイト屈指の綺麗な街並

主に言語能力と手続面に分けられます。

言語能力は先述の通りです。

手続に関しては、海外送金の手間はありますが、入学手続に必要な料金だけは日本にいる間に送金した方が良いです。

こちらの銀行口座を開設・送金できるようになるまでには時間がかかり、学生証が発行できないと履修登録や市内交通の利用等で不便が生じるので、送金手数料を払ってでも日本から早めに支払うことをおすすめします。

ドイツでは何でも買え、都市にもよりますが、物価もべらぼうに高いわけではないので(少なくともバイロイトでは)、渡航に際しての荷物は最低限のものを持ってくれば大丈夫です。

筆者:Kokoro/編集:井上誠志



首都大学東京からドイツ・バイエルン州にあるバイロイト大学に留学しているKokoroさんにバイロイト留学の魅力を語っていただきました。英語で行われるカリキュラムの豊富さや近代的な大学の良さについて紹介していきます。

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