ドイツで家探しに困っている方は多いと思います。ミュンヘンやハンブルクなどの大都市になると家探しは他の都市と比べると家賃も高く、ドイツ人学生にとっても家探しは大変です。ドイツで新しい生活を始める方や引越しを考えている方に、ここではドイツでの居住タイプや住宅探しに役立つ情報を中心に説明しています。またドイツで家を探すときに使えるWebサイトを紹介しています。
ドイツの家に住む形式
WG(Wohngemeinschaft)
学生の多くはWGもしくは学生寮に住んでいます。WGとはシェアハウスに近く2、3人で一つの部屋を借りたりすることです。WGの住人は定期的に入れ替わるので、以前住まわれていた方の家具が残っている場合が多いです。メリットとして外国人の友達ができやすく、ドイツ語上達を目指す方へお勧めです。
間借り
家族の家で空いている部屋を貸してもらうタイプです。ホームステイとは違い,居候させてもらう感覚です。ほとんどWGに近い感覚です。ただ間借りにはあたりはずれが大きく、大家さんや一緒に住んでいる人とトラブルになりやすい。
アパート
大家さんと1年から2年契約し(短期もありうる)一つの住居を借りることで、どちらかというと駐在員の方向け。
こちらは実際に使ってみた家探し業者やWebサイトまたインタビューを元に過去の日本留学生が使っていたサイトなどを紹介しています。
Mixibドイツ
総合評価⭐⭐⭐⭐
多くの在独日本人が使うサイトです。アルバイトから個人の売買まで幅広く扱っています。イベントの告知も多くあるので、ドイツに着いたばかりの人にはおすすめです。
メリット
- ほとんど日本人同士のやり取りになるのでドイツ語が喋れないかたでも安心
- 運が良ければ格安物件が見つかります
- 日本人同士でも詐欺が比較的少ない
- 家探しだけではなくバイトや日本人同士の個人売買や交流もできるのでドイツに来たばかりの人にはオススメ
デメリット
- 日本人の競争相手が多い。MixBは日本人の方の多くが使うサイトなので一つの物件に人が殺到することはよくあります。見学のアポが取れるならできるだけ早く即決がオススメです!
- 日本人同士でも違法まがいの物件が紹介されていることがあります。事前に契約書の有無を確認し注意しましょう。
2016年以降移民問題の影響で契約書がない場合住民登録、住民変更を断られるケースが出てきています。
WG-GESUCHT
総合評価⭐⭐⭐⭐
一般的にドイツ人も日本人もWG相手を探すときに使うWebサイトです。すでにドイツ語が喋れる方には大変おすすめのサイトです。
メリット
- 家賃が安い物件が見つかりやすい
- ドイツ人と住む確率が高い。(ドイツ語を勉強したい人にとってはオススメです!)
- サイトに登録することによって自ら家を探す手間少ない
デメリット
- 自分から申し込む場合詐欺に注意する必要がある
- メールを送っても無視される
WG-GESUCHTはデメリットも大きいですが使い方をマスターすれば家探しの強い味方になります。登録の手順がややこしいので別のページで紹介しています。
ドイツ正規留学を目指す方へ
これからドイツの大学を目指す人は家探しには大変苦労すると思います。DSH試験を目指すには国立の語学学校に行くのがもちろんベストですが、国立の語学学校は家の仲介をしていない場合がほとんどです。ドイツ進学研究会がお勧めする方法は、私立の語学学校に1〜2ヶ月通い、その後、国立の語学学校に切り替える方法です。多くの私立学校は家も仲介してくれ自分で探す手間を省くことができます。最初の2ヶ月はお金が高くつきますが、時間と労力を考えれば断然お勧めです。到着後の二ヶ月で新しい家をMixBやWG Gesuchtで探しましょう。
来月からドイツ・ミュンヘンの大学に3ヶ月留学するのですが
なかなか宿舎が決まらずに大変困っています.
どうにか助けていただけませんか.
WG-GESUCHTの使い方が分からなくて困っています.