ドイツに長期で留学・正規留学、もしくは働くという方は出発前に海外転出届けを行うか考えてみてはどうでしょうか。
ここでは海外転出のメリットとデメリットから実際に海外転出届を提出する方法の事務手続きまで詳しく紹介していきます。
Contents
海外転出のメリットとデメリット
海外転出のメリット
- 住民税を支払わなくて良い
- 国民健康保険の支払い義務がなくなる
- 国民年金が任意加入となる
海外転出のデメリット
- 将来受け取れる年金が少なくなる
- 日本での医療費全額負担
海外転出届の提出方法
基本的に以下のものがあれば申請できるのですが、各自治体に直接問い合わせる事をお勧めします。
- 申請用紙
- 身分証明書(パスポート、免許証など)
海外転出届は出国の2週間前から受け付けができ、住民登録窓口にパスポートを持っていき移動届に記入しますが、年金と住民税、国民健康保険はそれぞれの窓口で申請する必要があります。提出後は住民票の取得ができなくなるので、注意してください。
また、届けでの前には各自治体の役所で海外転出についてもう一度詳しい説明を受けるようにしてください。
提出すると住民税はどうなるの?
住民税はその地域に住んでいる人全員に支払い義務のある税金です。ただし日本に住んでいない人に住民税を支払う義務は当然ありません。住民税を止めるだけで月数万円の出費を抑えることができるので、海外転出届けを出す場合、同時に手続きをして支払いを止めましょう。一時帰国する場合、一か月という短い期間の場合住民票を戻すことは難しいそうですが、マイナンバーの取得など事務手続きのためと言えば住民票を戻してくれるそうで、役所によってもかなりあいまいです。
提出すると年金はどうなるの?
年金というものは国民全てが加入する制度で、法律によって加入と保険料の支払いが義務付けられている制度です。海外転出届けを出せば、年金の支払い義務はなくなりますが、将来もらえる額が減額されます。
提出すると国民健康保険はどうなるの?
海外転出届を提出することで国民健康保険に関しては保険料を支払う必要がなくなります。ただし、国民健康保険の最大のメリットである医療費3割負担が受けられず、日本に一時帰国をする際に病院に行ったとしても保険証もっていないので100パーセント負担になります。
ドイツから帰国!!もう一度住民票に入るときのデメリット!!
転入手続きからこれまで各部署で解約してきた手続きをもう一度手続きし直す必要があります。まず一日では終わらないので何度か役所に出向かないといけません。なかなか時間を取られるので帰国してからの最初の一週間はかなり忙しいでしょう。
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