ミュンヘン工科大学

ミュンヘン工科大学の基本情報

ここミュンヘン工科大学は1868年バイエルン王ルートヴィヒ2世により創立されたのがはじまりです。1877年に王立ミュンヘン高等技術学校と改称、変遷を経て1970年今の大学名に変更されました。

学生や地元の人からはTU Münchenではなく短くトゥム(TUM)の略称で呼ばれるほか、大学は政府によって研究予算が重点配分されるエクセレンス・イニシアティブやTU9にも指定されているため他大学と比べて毎年多くの研究資金を得ています。2016年の英タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)の世界ランキングは53位にもなるなどドイツを代表する大学の一つです。

TUMの公式サイトからこれまでのノーベル賞受賞者も13人にもなります。TUMは工学部、自然工学、医療など150を超える学科からなり、またドイツで一番の工科大学であることから海外からドイツの大学を考える人の多くはTUM入学も視野に入れている場合が多いです。

学科の多さから中にはゲームエンジニアリングといった日本では聞かないような学科もあり、シューティングゲームやRPGのゲーム作成はもちろん。プログラミング、数学などのエンジニアとしての基礎知識も学ぶことができるため最近入学制限がかかるほど人気の高い学科の一つです。

大学1,2年生やビジネススクールの学生は基本ミュンヘン市内で講義がありビジネススクールを除く高学年の授業や実験は郊外のキャンパスで行われることが多いです。

TUMの大学紹介動画(ドイツ語)

 

バイエルン州の大学入学に関して

入学基準は学科ごとによって大きく異なるため、ある学科では最終学歴の成績のみで判断されたり、入学制限を設けている学科などは高校や大学の成績で合否を判断されます。そのため入学に関しては大学の公式サイトから十分に確認してください。

また外国から来る学生も多いためバイエルンには外国で取得した成績を判断する機関【ミュンヘンの成績認証機関】あるので、バイエルン州内の大学に入学希望の方はぜひ一度目を通してください。

*この機関はUni Assistとは全く別の機関のためここで入学許可が下りずとも、Uni Assistで合格許可が下りることは十分にあり得ます。ぜひバイエルンの大学を目指す人は到着後ここで成績の審査をしてください。審査には2〜4週間程度かかります。

ミュンヘン工科大学の生活・その他

比較的に快適で、治安がよく日本食も手に入りやすい事が特徴です。大学の立地はミュンヘンから少し離れた郊外にあるが、周囲にはミュンヘン単科大学やミュンヘン大学(LMU)などの大学もあります。

お互いの大学が歩いて行けるほど近いため学生寮も共同で使用されていたりと、寮の数は多いと思いきや、学生寮の申し込みは毎年膨大な量であるため、交換留学生以外の正規学生は入寮までに早くて半年待つのは当たり前とも言われています。

留学が決まり次第早めにミュンヘン大学のウェブサイトから申し込みを行いましょう。また日本人でありがちなのがFCバイエルン試合日にドルトムントのユニフォームを着ていると危険な目に会うので注意してください。

日本からは東大や京大の交換留学生や研究者が多い。TUMには英語のみでビジネス系の学位を取得するプログラムも多数用意されており、最近ではトビタテから来る学生も多い。大学の立地はミュンヘンから少し離れた郊外にありますが、周囲にはミュンヘン単科大学やミュンヘン工科大学などがあります。

ちなみにミュンヘンでの学生寮家賃の目安は寮によっても異なりますが毎月250ユーロから400ユーロです。寮は人気があるため留学が決まりしだい早めに学生課のサイトから住居の申し込みをしておきましょう。交換留学生で希望すれば住民票の登録からビザの取得,銀行口座開設などの手続きを参考にしてください。

インターネットやスマホについて

ほとんどの学生寮にはWi-Fiなどインターネットが整備されており、寮によって事なりますが、基本的に月額10ユーロ以内で使用することができます。大学内では大学専用のWi-Fiが使えます。スマートフォンのSIMカードはフライブルクにあるスーパーもしくは携帯ショップで取り扱っています。基本的に留学生にはプリペイドタイプのSIMカードをお勧めしています。

ミュンヘンのDSH試験

ミュンヘンのDSHはドイツの中でも一番合格が難しいと言われていますが他の大学に比べ試験回数も多く、年6回以上DSH試験は開催されています。ここ数年さらに難易度が上がったとも言われていますが、実質的な難易度はTestDaF程度でしょう。

試験内容や進行に関してはほかの州と比較して大きな違いはありませんが、口頭試験が筆記試験の翌日に行われるので日程には十分注意してください。

スタムティッシュなどの日本人の集まり

ミュンヘンには月に1度日本人が集まり交流を深めるスタムティッシュが多数存在しNOMIKAIを初めとするオープンなグループから、開催毎に会費ありの社会人向けスタムティッシュなどがあります。

NOMIKAI

ミュンヘン大学日本学科の学生によって運営されているグループ。月に1回のペースでスタムティッシュを開催されており、学生主体のため参加者も学生やワーキングホリデーが比較的多いのが特徴です。
NOMIKAIのフェイスブックページはこちらから!!

小桜組スタムティッシュ

日本人とドイツ人の交流会(飲み会)で参加者は一般の社会人やワーキングホリデーの方たちが多い印象でした。

ミュンヘン工科大学へ留学する方におススメ!

ミュンヘン工科大学の元在学生・卒業生

エルンスト・ルスカ ハイデルベルク出身の物理学者で1986年電子顕微鏡の基礎研究と開発の業績でノーベル物理学賞を受賞した。ミュンヘン工科大学を卒業した後、ベルリン工科大学に進み、マックス・クノールと1931年電子顕微鏡を製作した。

ドルフ・クリスチアン・カール・ディーゼル ディーゼルエンジンの発明で知られている。



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