ドイツの病院で診察してもらう方法【病院の予約から医療費の支払いまで】

ドイツ留学に来て役所の次に大変な『ドイツの病院で予約&診察』を今回は説明していきます。

初めてドイツに来た方にもわかりやすく、ドイツの薬局で処方箋を注文する方法から病院で使えるドイツ語フレーズ、日本語で診察してもらえるドイツの病院もあわせて紹介していきます。

フロイト先生
デュッセルドルフなど日本人が多く住んでいるなら、日本語でも予約や診察を受ける事ができますが、ドイツ語でしっかり予約や診察を受ける事ができれば、ドイツでの生活も一気に自信がつくぞ!!

初めに知っておきたい病院の種類

開業医院(Praxis)

風邪や腹痛など緊急でない一般症状の場合は、外来診察を受け付けている開業医院で受診します。予約の殆どは電話やメールで行われます。ドイツ語の電話予約が苦手な方は病院に直接行き、受付で予約を取る事もできます。

病院(Krankenhaus)

日曜日など急患や救急車を必要とする緊急時には診察を受ける事ができますが、病院(Klankenhaus)では基本的に開業医の推薦状や紹介がないと、診察を受ける事はできません。日曜日の急患の場合でも数時間待つことも当たり前なので注意しましょう。

大学病院(Uni klinik)

大学病院では専門的な診療や医療研究などが行われています。休日の急患や緊急の場合を除き、開業医院や病院から推薦状や紹介を貰った場合に診察を受ける事ができます。休日の急患でも3,4時間待つこともあるので注意しましょう。

病院に訪れる手順

病院に訪れる手順は緊急の場合を除いて次のいずれかになります。

  • 事前に予約してから来院する
  • 予約なしで来院する
  • 病院や大学病院など急患として来院する

以下、それぞれの来院方法の紹介です。

事前に予約してから来院する

日本でもそうですが、ドイツでもよっぽどの事がない限り事前に予約してから来院します。予約なしで来院できる開業医院も多いですが、待ち時間も数時間になったりと予約してから来院する方が時間の節約にもなります。

開業医院への予約は電話やメールでも大丈夫ですが、ドイツ語が苦手な方は直接来院して予約を取るのがおすすめです。

病院の予約をするときドイツ語フレーズ

自分:Guten Tag. Hallo.Meine Name ist 〇〇. Ich würde gerne einen Termin ausmachen.(こんにちは。私の名前は〇〇です。予約を取りたいのですが…)

受付:OK,Waren Sie schon mal bei uns ?(はい。これまでに来院した事はありますか?)

自分:Nein,das ist das erste mal.(いえ、これが初めてです。)/Ich war schon einmal bei Ihnen.(はい。一度あります。)

受付:Welchen Tag passt Ihnen besten?(日付はいつ頃がいいですか?)

自分:Haben Sie am Motag Vormittag/Nachmitag noch einen Termin Frei?(月曜日の午前/午後は空いてますか?)

電話で予約すると、『これまでに来院した事があるか』と聞かれると思うので、初めての場合は『Nein,das ist das erste mal.』、来た事がある場合には『Ich war schon einmal bei Ihnen.』と伝えましょう。

多くの場合向こうから曜日の提案があると思いますが、『いつ頃がいい?』と聞かれたら『〇曜日の午前中/午後がいい!』と答えましょう。

予約なしで来院する

開業医院では予約なしでも診察してもらう事ができますが、混み具合によっては受付で断られる事もあります。『病院によっては午前の診察は予約なしでも大丈夫だけど、午後は予約してる人優先です。』という所も多いので、病院に行く前にウェブサイトで確認しておきましょう。

初診で予約なしの来院は当日診察してもらえない事も多く、予約なしの来院は一度通った事がある病院が無難でしょう。

予約なしのデメリット
  • 待ち時間が長い
  • 混み具合によっては断られる事もある

病院や大学病院など急患として来院する

日曜日、大学病院に急患として行く場合には、
大きい病院や大学病院の受付に直接診察を受けたい旨を伝えれば

救急外来(Notaufnahme)の待合室に案内されるので、待合室で担当医に呼ばれるまで待ちます。

大きな病院や大学病院の救急外来(Notaufnahme)の待ち時間は長い時で数時間になる事もあるので、よっぽど緊急の時以外は行かないようにしましょう。

診察室に呼ばれてから

診察室に呼ばれたら医師から
『Was kann ich für Sie tun?/Was haben Sie?』
と聞かれるので自分の症状を英語かドイツ語でも伝えましょう。

相手もこちらが外国人だとわかるので、わかりやすい単語で説明してもらえます。

風邪の場合は熱を測られたり、のどの状態を確認されたりします。

診察後は薬の処方箋と今後どういう風に過ごせばよいか説明を受けます。

医療費の支払と処方箋について

病院の受付で保険のカードを提出するので、診察後は保険会社の方に請求されます。

診察後に渡された処方箋は薬局に持っていくと、薬を処方してもらえます。
薬を処方してもらう時に必ず使用用法を確認しましょう。

薬局で使えるフレーズ

Guten Tag.Das bitte.(こんにちは。これ(処方箋)お願いします。)

Wann soll ich das nehmen?(いつ、処方すればよいですか?)

Wie soll ich das nehmen?(どうやって処方すればいいですか?)

Wie oft soll ich das nehmen?(どのペースで処方すればいいですか?)

日本語でも診察してもらえる病院はこちら

診察はドイツ語や英語ですが、予約は日本語でも行える病院は探してみると結構あります。



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