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こんばんは。現在、日本の大学に在学する者です。少し疑問に思ったので質問させて下さい。
DAADのホームページにて大学に一年以上通い、35単位を修得した後に出願できると言うことですが、この場合高校の成績が悪ければ大学の成績がいくら良くても合格は難しいのでしょうか?例えば、NCfreiの学部に出したとしても高校の成績が悪ければ落とされるのでしょうか?現在通っている大学はS評価(GPA4.0)に値する学生の数は学年に5~6人以内と制限されているのでかなり頑張って取った評価なのですが、そのような大学の成績があっても高校の成績が良くなければ何の意味も無いのでしょうか?
この掲示板でで判断の可否が出来るわけではないと言うことは重々承知の上で疑問に思ったので質問をします。
また、大学院からドイツへ渡独学する場合と学部生から大学に進学する場合とではどちらがドイツの現地就職がスムーズでしょうか。
留学生に卒業後ビザが出ると言うことですが実際その後働き続けることは可能なのでしょうか?留学生の就職事情等で知っていることがあれば教えて欲しいです。質問が多くてすみません。
どなたか回答いただけると助かります。
こんにちは、ミュンヘンの修士課程に在学中の井上です。私が周りの日本人学生を見てきた範囲でお答えできればと思います。なので、「こんな意見もあるんだな~」程度にとらえてもらえればと思います。
DAADのホームページにて大学に一年以上通い、35単位を修得した後に出願できると言うことですが、この場合高校の成績が悪ければ大学の成績がいくら良くても合格は難しいのでしょうか?例えば、NCfreiの学部に出したとしても高校の成績が悪ければ落とされるのでしょうか?現在通っている大学はS評価(GPA4.0)に値する学生の数は学年に5~6人以内と制限されているのでかなり頑張って取った評価なのですが、そのような大学の成績があっても高校の成績が良くなければ何の意味も無いのでしょうか?
NCfreiの場合だと成績以外の条件(共通試験,言語....大学のサイトor Uniassistに記載されている入学条件)を満しているのであれば、合格の可能性は高いと思います。 成績が理由でNCfreiに落ちたという例は、私がこのサイトを運営して6年ほどたちますが聞いた事がありません。(学部で卒論を書かずに卒業して、NCfreiの修士課程に落ちたという例はありました。)
例えば成績が重視される医学部に入学したいという方で、経営学など医学部以外の専攻をドイツの大学で受けながら(在学中はできるだけ良い成績を取る)医学部に出願し続け、入学許可を貰ったという事例もあるので(ドイツでは割とよく聞くテクニック)、日本の大学でS評価を受けた事は出願審査の段階で評価されるだろうと思います。
この掲示板でで判断の可否が出来るわけではないと言うことは重々承知の上で疑問に思ったので質問をします。
もちろん予期しないことが起きるのが、海外大学の出願です。なので既で、既に学生の方は日本の大学に籍をおきながら(休学など)して、ドイツの大学にチャレンジする方が多いです。個人的にもおすすめです。海外生活が合うのかもこの段階で見極めて良いと思います。
また、大学院からドイツへ渡独学する場合と学部生から大学に進学する場合とではどちらがドイツの現地就職がスムーズでしょうか。
専攻によりますが、学部・修士問わずだとより情報系に近いと残りやすい傾向にはあるかなと感じています。工学部だと研究職の場合、日本の方が分野によっては良い事もあるので、もちろんドイツで研究/開発職につく方もいます。(twitterで探せばそれらしき方達が見つかると思います。)業界による人材の需要と供給にも大きく左右されたり、分野によってはドイツ語が必要だったりと、ひとまとめにこっちが良いという事は難しいです。文系に関しては正直わからないです。
差し支えなければイオさんの希望専攻を教えてもらっても良いでしょうか?
正確な統計データがあるわけではないですが、私の個人的な感想ですが(主に理系)
学士からドイツの大学に入る人(インター等の卒業生は除く):自分も学士からいるのであれですが、変わり者、個性的、奇人、良い意味で我が強い人が多いです。故に日本に帰国する学生は殆どいなく、卒業後はそのまま修士課程に進んだり、ドイツで就職する割合が高いイメージです。一方で、日本の外資系に就職する人も一定数。学部ドイツ→日系企業に行った人は、自分の周り(主に理系)ではうわさ程度でしか聞いた事がないですね。日本からドイツの学士課程に入学して、工学・理学博士までいった人は聞いた事がないので。。。(探せばいるかも)→博士課程を視野に入れるなら修士or博士からがお勧めです。学士課程は修士課程より卒業難易度が高いイメージで、勉強ちょっと苦手という方は応用が中心となる修士課程からをお勧めします。(もちろん人にもよると思いますが、自分の周りでは私も含め修士課程はは楽という学生が多かったです。もしかしたら専攻によるかもですが、、、)
修士からドイツの大学に入る人:割合としては一番高く、一旦社会人を経てからもしくは学士卒業後すぐに来られる方が多い印象です。ボスキャリやロンキャリを通して就活し卒業後は日本に帰る学生も多く、そもそも最初から日本で就職する予定の人も多いです。もちろん、海外で就職する人もおり、彼らの共通点としては既にパートナーがいる率が自分の周りに多かったです。修士課程は日本の外資系企業が良くリクルートしているのもあって、戻る人が多いのかなという印象です。博士課程に進む人もチラホラ。個人的にもお勧めの留学時期。
博士からドイツの大学に来る人:理系はポスドクやら、研究職やらインターン。。。色々ですね。文系の博士課程は個人的に交流がある人がいないのでわからないです。
井上さん、お返事ありがとうございます!直近の成績を良くすることがアピールにつながる可能性があると言うことですね。
希望する専攻は環境工学をはじめ、情報学にも出願したいと思っております。今年の春から2年生です。夏頃に出願予定です。
少し私の状況を書きますと、大学では環境工学を学んでおり、そのなかでも農業土木、情報学、機械工学を掛け合わせて学んでいます。
1年生の間は教養課程と言うこともあり、習得した単位の中で主に数学と物理、が多くを占めます。あとは情報学の基礎単位や英語、ドイツ語の単位など(2年生からは専門選択科目が増えます。エネルギー工学、データサイエンス、統計学など)
私の持っている単位がこのような状況ですので、出願できる学部、学科がどう認められるのか不安があります。
複数の学部、学科へ出願する予定です。(DAADでは関連学科と言う曖昧な定義がなされていましたから)
私の場合ですと、情報学を軸にするまたは関連するような学部の合格するならともかく、環境工学で就職を考えるのはなかなか厳しい部分がありそうですね。何はともあれ挑戦するという行動を起こしたいと思います。
上手く言葉がまとまらず、長々と書きましたすみません。
お忙しい中お返事いただき感謝しています。
直近の成績を良くすることがアピールにつながる可能性があると言うことですね。
そもそも高校の成績があまり評価の対象にならない可能性もありますが、そこは大学のウェブサイトを確認もしくは実際に願書を提出しない事には分からない事が殆どです。稀に教えてくれる事もあるそうなので、あまり期待せず大学の国際課にメールしてみるのも良いと思います。(英語の勉強になると思うので。)
少し私の状況を書きますと、大学では環境工学を学んでおり、そのなかでも農業土木、情報学、機械工学を掛け合わせて学んでいます。
農学系も面白そうですよね。私の友人にも何人か農学部の知り合いがおり、ドイツでビール作ったり、インターンで経験を積んだりと非常に有意義な大学生活を送っていました。
私の持っている単位がこのような状況ですので、出願できる学部、学科がどう認められるのか不安があります。
経験則で申し訳ないのですが、工学系、理学系の出願についてはおそらく大丈夫だと思います。情報学など人気があり入学制限を設けてるところは願書だしてみるまで確証を得る事は出来ませんが、イケそうな感じはあります。もちろん言語や共通試験など成績以外の条件は満たしている必要がありますが。(曖昧で申し訳ないです)
複数の学部、学科へ出願する予定です。(DAADでは関連学科と言う曖昧な定義がなされていましたから)
DAADはドイツの大学を統括したり、また大学機関の上に立つ組織ではないので、あくまでおおよその大学進学の情報を得る程度にするのが無難でしょう。(大学ごと、州ごとに違う事も多いため)詳細は各大学のウェブサイトやUni-Assist(願書を提出する機関)を参考にしてみてください。
私の場合ですと、情報学を軸にするまたは関連するような学部の合格するならともかく、環境工学で就職を考えるのはなかなか厳しい部分がありそうですね。何はともあれ挑戦するという行動を起こしたいと思います。
「どの業界で働きたい」「この会社でこれがしたい」そのために、この学位が必要である!という所がしっかりと認識できているのであればどのような学位でも自分は良いと考えています。
例えばですが、「目標:国連やJICAを通じて発展途上国の農業に貢献したい」→「国連の関連が高そうな求人を調べてみる」→「この学位、経験、スキルが必要です的なことがウェブサイトにおそらく書かれている&安定的に需要がある」→「その学位を専攻する」
あくまでざっくりですが、この選び方をしてる人は国籍かかわらず優秀な人が多い印象です。社会人から大学来る方はこの考え方が多いですね。
勿論、「なんか就職強いからこの学部選ぶ」でもある程度適性がある(大学で勉強してみて、まあ頑張ればいけそうやなと感じる)のであれば良いと思います。学年が進むにつれ、そこから自分の関心/興味が高い専門を選んでいくと思います。
「就職は弱いが、なんか面白そうだからこの学部選ぶ」は新卒一括採用がないヨーロッパでは日本と違い、現地で就職したい場合本当に困る可能性があるのであまりお勧めしません。(困らない人もいるかもしれませんが。。。)日本に帰国する事を想定しているなら良いと思います。また「PhDまで理論物理やりてー/哲学の博士号取りたい」などその道の専門家/研究者になるなら良いと思います。(友達にちらほら居ますが、給料低い事は覚悟の上な人が多いです。身の回り理論物理博士希望学生だと「我々は十字軍だー」「ガロア(数学者)の生き様に憧れるんですよー!」「宇宙にあるダークマターの位置が。。。」「このトポリジーは。。。」という事を普段の会話でも話す人がちらほらいるので、そういう方は専攻するのが正解だと思います。でも物理はなんだかんだ見切りをつけて、金融、保険、コンサル行く人も多いので、就職もなんとかなる印象です。人文系は、、、、わからないです。
まとめると、「環境工学」の学位が就活に不利という訳ではなく、環境工学がイオさんの働きたい会社/将来就きたい業界のマストであるなら取る必要があり、いらないなら別の学部学科でも良いと思います。
井上さん、ご丁寧に返信いただき、助かります。ありがとうございます。大学を絞り切れていないので引き続き、情報収集に努めます。不確定なことも多いので慎重に、確実に物事が進めるように検討したいと思います。就職事情等の説明大変参考になります。
現段階では日本に帰るという選択肢を取るつもりはないです。(ドイツに住み、学ぶ中で考え方が変わる可能性も十分にありますが…)勉強の場を日本ではなくドイツに移そうとしている理由は、学習分野のレベルだったり、他国へのアクセスだったり、関わる人の多様性だったり、語学の面でも環境を考えたうえ、私の中に浮かびました。
そして、現在、情報学ではなく、環境工学を勉強している理由としましては、農業土木、情報の知識や機械工学の知識で環境や農業の分野に対して貢献したいという思いがあるからです。(就職先や業界というくくりを決定するのはまだ難しい状況です。方向性はありますが)
どちらの学問(環境工学、情報学)を収めることになるにせよ、最終的な人生の目標は途上国で教育支援(ITを駆使しながら)や環境支援ができるようになりたいので、自分がしっかり技術を身に着けないことには始まりません。日本で学ぶことで得られることはもちろんありますが、遅かれ早かれ日本を出て、生きていく力がなくてはいけないです。
そういった目標がある中でこれから先、資金面で不安な際に、リモートで働けたり、一人でも仕事ができるということ、環境工学とは違う形で支援につながるということで情報学に興味を持っています。(資金というとなんだか不純な動機にも聞こえますね。ただ、自分の生活がなければだれかを助けることは難しいですし。)
この度は相談に乗っていただき ありがとうございました 。長文失礼いたしました。
最近、留学相談に答えても、相手から返信をもらえない事が多いのじゃ。運営も人間なので、返事がないと悲しいのじゃ。