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文系大学生ですが、大学の途中で建築を志し、真剣に進路変更を考えています。ドイツの大学でも、日本のように文理がきっちり線引きされていますか?
文系でもチャンスがありそうな芸術大学を探していましたが、建築となると工科大学がやはり多く見当たります。それらの大学に進学したいのであれば、日本で言う数学ⅢCや物理・化学が必須でしょうか、、?
おもちさん、こんにちは。とりあえず基本的な回答は下記リンクの質問者さんと変わらないです。参考にしてみてください。
https://tobitate-german.com/community/postid/177
ドイツの大学でも、日本のように文理がきっちり線引きされていますか?
疑問が抽象的過ぎてイマイチ聞きたい事がわからないので、もう少し具体的に質問していただけるとありがたいです。日本のように「これだから文系学生は。。。」とか言ったりする事は、工科大学だからかもしれませんが、自分の周りでは聞かないですね。総合大学なら、もしかしたらあるかもしれません。
おもちさん、返信ありがとうございます。
気になる大学に願書を出してしまうのが1番の確認方法のようですね!
そうですね。日本の大学に在学しながらでも願書は提出できると思うので、「どうなるかわからないけど、日本の大学を退学して、私/俺はドイツに行くんだ!」よりもはるかにリスクを避ける事ができるでしょう。(たまに、こういうリスクを恐れず挑戦するメンタルが化け物みたいな人もいますが、、、(笑))
文理の線引きについては、そもそもドイツに、日本のような文系・理系の概念があるのかが知りたかったです。
自分は国立工業高等専門学校という、一般的な高校とは異なる学校を卒業したので、文系と理系についての線引きについてあまり詳しくありません。おそらく、おもちさんが思っているような、"日本のような線引き"はないと思います。"ドイツのような"はもしかしたらあるかもしれませんが。
在籍中の大学で社会学を専攻し、人間の暮らしを研究したことが大きなきっかけとなり建築を志しましたが、日本では、建築学部なるものは基本的に理系になるため、まず文系からの理転に最低1年、その後入試のための受験勉強、という流れがほぼ必須で、あまりにも文系と理系の壁が厚く、時間もお金もかかりすぎてしまうため、肩を落としていました。
日本で文系から理系の学部に変更するのに、そこまで時間がかかるとは知りませんでした。。。
ドイツ(アーヘン工科大学で自分が経験した限りでは)では、最初の1年以内で、早ければ半年以内で周りの学生が突然、「俺、この勉強あってないから、電気工学から情報学に変える!」「この大学、私が思ってたのと違うから、来学期からフランクフルト大学にいって経営学を学ぶわ!」という感じで専門分野を変える学生が山のようにいました。(単純に突然、連絡が取れなくなった人もいます。)
大学入学時の自分の友達の半分以上は、途中で退学し、今では何をしているのかわからない人もいますが、多くは他の学科もしくは他の大学に移ったりしました。理転もそうですが、ドイツでは学ぶ内容を変える事は当たり前のように行われています。
日本の大学を退学して、ドイツの大学を目指すとなると、自分が日本の大学で専攻していた関連学科(uni-assistや大学の判断で関連学科は決まる。)にのみ入学は出来るはずなので、大学を退学し、理系の建築学を専攻するのは難しいかもしれません。(願書を提出するなど、応募はできると思います。また、その建築学科が芸術系の大学である場合も、可能性はあるかもです。)
しかし、おもちさんが日本で一度大学を卒業すれば、ドイツでもう一度新しく他学部や他学科へ入学するのは(卒業後の転科)、そこまで難易度の高い事ではありません。自分の周りでも、日本の大学(文系)を卒業して、情報学を専攻している方もいます。
一度、大学を卒業すると、ドイツでは「この人は大学できちんとやっていける人なんだ」とある程度信用されるので、大学を中退して建築学科を目指すよりも現実的だと思います。もちろん大学によって例外があるので、一度願書を出してみて、向こうの判断を仰ぐのが一番でしょう。
これは自分の友人や周りの建築学生を見て思う事ですが、数学や物理専攻の基礎分野の学生(理系の学生)や機械、電気、情報系(いわゆるエンジニア系、これも理系という言うのでしょうか。。。)の学生とは異なり建築学科の学生は筆記の試験は殆どないそうで、ほぼ課題、課題、課題だそうです。
自分の友達でも、課題制作でほとんど寝れない日が続いたりなど、試験に追われている先ほど述べた一般的な理系学生(機械、電気、経営、数学、物理、土木、化学。。。。。)とは大学生活自体が異なると思います。(建築学科の友人でも会うたびに「今、忙しい、今、忙しい、徹夜もうむり」と課題に追われる生活を送っていました。(笑))
建築学科でも、数学や物理などもちろん大事かもしれませんが、しかし他のエンジニア系学科に比べて、試験において求められる量は少ないと思います。その代わり「課題や制作が地獄」という話はよく聞くので、長時間労働にも耐えられる、体力・精神力等々は必要かもしれません。
なので、個人的にはおもちさんが今在学中の文系学部をしっかりと卒業すれば、ドイツに来て改めて建築学部に入学し学ぶ事は、現実的に十分可能だと思います。(自分は一学生であり、立場上「絶対に入学できるよ!」とは気軽に言えませんが、勝算はあると思います。)
また建築という分野では特に、文系的視点と理系的視点が一つの学問分野の中でうまく交わっていれば、自分の求める学びの場として理想の形なので、ドイツ以外の留学先候補と比べる際の判断材料にできればと考えています!
自分は建築について詳しいわけではないのですが、日本にはプロボクサーから一流の建築家になった方もいるので、文系大学卒から建築家になる事もきっとできると思います。おもちさんの留学先が結果的にドイツでなくても、自分は応援しています。
分野の違う大学を卒業してもその分野の大学にしか行けないのだと勘違いしていました。それは中退の場合のみなのですね!
一概に必ずそうとも言い切れないので、中退してドイツ進学を目指す場合にも、休学や在学中に願書を出しながら(リスクを減らすために。。。)入学希望から提示される条件についてうまく対応していくのが良いと思います。
ドイツの大学に興味を持ったのは金銭的な理由も大きいため、やりたい分野と異なる日本の大学を卒業するより、その学費分をドイツでの学費に充てたいので中退しようと考えていましたが、卒業するメリットがかなりありそうですね。
ヨーロッパでは大卒のメリットは色々とあると思います。(ビザももらえやすいのかな。。。)
また何か分からないことがあったら質問させてください!
自分でも色々調べながら色々な方向からトライしてみたいと思います。本当にありがとうござきました!
はい、自分も大学生活が少し忙しくなるかもなので、即レスできるかは分かりませんが、その時はご容赦ください。
おもちさんに良い進路が見つかる事を祈ってます!ではでは、、、
最近、留学相談に答えても、相手から返信をもらえない事が多いのじゃ。運営も人間なので、返事がないと悲しいのじゃ。