旧東ドイツのドレスデンに住む私が移住前に知りたかった事【ドイツ語、求職状況、生活費などなど】

毎月の生活費、東と西の違い、日系企業の求人 東ドイツに住むメリットやデメリットなどなど

皆さん、初めまして。東ドイツにある街ドレスデン在住のminamoです。

東ドイツに住んであれよあれよという間にもうすぐ2年が経とうとしています。結婚を機にドレスデンに移住してからは語学学校に11ヶ月通い、来月からはドイツの会社で働く予定です。

今回はドイツ在住の一つの区切りとして、私なりにドレスデン生活のこれまでをまとめてみました。

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「ドレスデンってドイツのどのあたりなの?」

という質問がそろそろ聞こえてきそうですね。

ドレスデンは下の地図で分かるように、 ベルリンに行くよりも隣国のポーランドやチェコのほうが近いです。

この記事では、私がドイツへ行く前に準備した事や、準備不足だった事、 また、渡独前に知っていたら…と感じた東ドイツでの生活について等々、私なりに現地に住んで受けた印象を合わせて紹介できればと思います。

「これから東ドイツに住んでみたい」という方の参考に少しでもなれば幸いです。

目次

渡独前に準備したことや準備不足だった事

日本では仕事と並行しながらドイツ語勉強&独検対策(独学)

日本で使っていたドイツ語勉強用のテキストです。
日本で使っていたドイツ語勉強用のテキストです。写真提供:minamo

夫と知り合うまでまさか自分がドイツに移住することになるなんて夢にも思っていませんでした。

ドイツ語は夫との交際をきっかけに働きながら独学で始めましたが、仕事の傍らでの独学の道は険しく、2016年に3級と4級を併願して受験したものの、4級しか受からず。

翌年も3級撃沈

当時を振り返ると、仕事から帰ると夜の10時を過ぎているのがほぼ当たり前の生活で土日も起きたらもうお昼、ということが続いていました。

そのため、自然と試験前は詰め込みが中心の勉強になっていたと思います。

仕事をしながら両立できない自分が不甲斐ないと思っていたものの、今となって思い返すと無理してでもドイツ語を勉強して本当に良かったと思います。

独検4級は一見するとそんなに価値がないかのように見えますが、最低限の基礎であり、3級(A2・B1)への足がかりとして、ここを理解しているかいないかでその後の辛さが変わってくるからです。

独検4級(A1)までは日本で勉強しておくことをおすすめします。 日本で使っていたテキストはドイツに来て役に立つので、出発までに自分にあったテキストを見つけておきましょう。

付け焼き刃のドイツ語プライベートレッスン

退職してから渡独前に1ヶ月半ほどドイツ出発準備の時間を確保することができたのですが、なぜか私はドイツの語学学校では英語で授業を提供してくれるものだと思い込み、週に2,3回英語のクラスに通っていました(汗)

結果的にこれから働く職場では英語をつかうので、全てはつながるんだなぁと今となってはしみじみ思いますが、当時を振り返ると本来はもっとドイツ語に集中すべだったと反省しています。

ドイツ語の勉強についてですが、私の地元にはドイツ語を短期集中で面と向かって教えてくれるような語学学校はなかったので、ドイツ語のプライベートレッスンを自宅で提供している方を見つけて通っていました。

プライベートレッスンを受けようと思ったのは、今まで独検対策のみでスピーキングの練習を全くしていなかったからです。

私の先生は本業が音楽家であったため、遠方での演奏活動予定が入っていたりとレッスンのスケジュールを組むタイミングが難しかったのですが、それでもとにかく先生の家に通って合計20時間のレッスンを受講しました。

ライプツィヒに留学経験があった方だったので、東ドイツの話をたまにされ、特に「ザクセシュ」と呼ばれる方言が独特であるということを強調されていたように思います。

当時の私には、ドイツ語の基礎だけでいっぱいいっぱいで、そのときは

「そんな方言があるんだなぁ。。。」

くらいに思っていましたが実際直面したら全く聴き取れず(汗)

文法やわずかな単語の知識しかない状態の私に、先生はジェスチャーも交えてなんとかドイツ語でドイツ語を理解させようと努めてくれました。

後で知ることになりましたが、ドイツ語の語学学校は大抵ドイツ語オンリー主義を貫いており、英語での言い換えは滅多にしてくれません。

「ドイツ語をドイツ語で」そんな雰囲気を私は日本で一足先に感じる事ができました。

試験を受けたドレスデンのゲーテインスティテュート
試験を受けたドレスデンのゲーテインスティテュート 写真提供:minamo

旧東ドイツに関する圧倒的な情報収集不足

ドイツと言えば…ビールとソーセージ(写真はカリーブルスト)
ドイツと言えば…ビールとソーセージ(写真はカリーブルスト) 写真提供:minamo

私は海外で生活してみたいという漠然とした希望から、大学を休学してワーキングホリデービザを取得したことがありました。

当時ワーホリ先として選んだ渡航先はカナダのトロント。

実際に生活してみると、人々はフレンドリーであたたかく、初めての海外渡航だったにも関わらず、非常に暮らしやすくてポジティブな印象を受けました。

そのせいか、「北米≒海外=フレンドリー」と無意識に脳内変換され、学生時代のカナダのイメージが色濃く残っていた私は、(実際は全く異なるにも関わらず)ドイツへの移住にもあまり抵抗はありませんでした。

ちなみに、ドイツに対しては

「ビールとソーセージが美味しい」

「勤勉で真面目な国民性」

「過去の大戦での過ちに対して真摯に向き合っている」

そういったイメージが私の中で強かったです。むしろそれだけ…

そして最も失敗だったのは旧西ドイツと旧東ドイツの違いについて全くリサーチをしなかったこと。

これまた勝手な勘違いで

「ドイツ人は皆一様に英語が話せる」

と私は強く思い込んでいたのです。

もちろん現代の若者は英語を学校で習いますが、当時ソビエトの管轄下にあった旧東ドイツではロシア語を学校で学ぶのですから、郵便局でもスーパーでもパートのおばちゃんに英語が通じないのは冷静に歴史を考えてみると当然です。

それでも私にとっては英語が通じないことが衝撃でした。ドレスデンでは、例え役所であっても英語で話しかける際には「英語で話してもよいですか」と相手に承諾を得ることがコミュニケーションを円滑に進めるために大切だったんです。

旧東ドイツで人に話しかけるときはドイツ語で、英語はあまり通じないと思っておくのがおすすめです。

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次のページでは「ドレスデンとはどんな街なのか?」また私が「ドイツ」に対して抱いていた幻想と現実、そして住んでみて感じるドイツ東西間にまだ「壁」が存在するという事について紹介していきます。

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