ドイツ留学体験談第3弾となる今回はマインツ大学に留学していたShihoさんのドイツ留学体験談です。この留学体験談ではマインツ大学留学中の卒業論文執筆やゼミ、ドイツ人とのディスカッションの様子などドイツならではな学生生活を知ることができます。
名前：Shihoさん
留学先：ヨハネスグーテンベルク大学マインツ
ドイツ留学のきっかけ
オーケストラでトロンボーンを吹いていて、クラシック音楽の都ウィーンやドイツ語圏には一度行ってみたいなと思っていました。
そこで大学の第二言語でドイツ語を選択しました。ドイツ語を習っていくうちにドイツ語の音が好きになりました。
聞いているだけでウキウキするドイツ語があふれている国で暮らしてみたい！と思い、交換留学先であったヨハネスグーテンベルク大学マインツの試験を受け、合格し、2016年冬から一年間行きました。
マインツ大学の様子
私は留学中に「日本語由来のドイツ語における名詞の性割り当て規則」について研究をし、最終的にドイツ語で書いた20ページほどの論文を日本の大学の卒業論文として提出しました。
外来語を専門としている先生の研究室に通い、指導していただきました。
私は留学生で一年しかいないのにも関わらず、先生は熱心に教えてくださり、日本の大学より、生徒との距離が近いと感じました。大学の授業は講義、演習、ゼミに分かれています。
私は授業を聞いているだけでは自分の力にならないと思い、積極的にディスカッションやプレゼンが多い20人程度の授業を多くとりました。座学の授業は日本の大学とそこまで変わったところはありませんが、定期テストは口述試験が多いことに驚きました。
演習や小グループの授業では、本当にたくさんの正規生と関わることができました。
とにかく話すということが多いです。少人数のいいところは、わからなかったらその場で挙手をして、質問できるところです。
私も知っている限りのドイツ語でたくさん質問をし、先生だけではなく、同じ生徒にも助けてもらいました。おかげでとても力になりました。
ドイツの生活や寮について
遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強する。ONとOFFができる人が本当に多いです。
朝は早くて8：15から授業に行き、夕方まで図書館で勉強。夜になったら友達のいる寮に行ってごはんをみんなで作り、お酒を飲みながら、ゲームなどして楽しみました。
ドイツの大学のいいところは学生証（Semesterticket）でさまざまなところに無料で行けるし、割引があります。私はマインツの劇場に通い、オペラや演劇を無料で見ました。本当に学生にやさしい国です。
ドイツ留学中一番印象に残った思い出や苦労した思い出
印象に残った思い出は、さまざまな留学生イベントです。大学の正規生が企画してくれるイベントが毎日のようにありました。
小旅行やクリスマスマーケット巡り、カラオケナイトなどでたくさんの友達を作ることができました。
苦労したことはビザの取得です。私の担当者はなぜかいきなり仕事を辞めてしまい、私はビザを作るのに半年以上かかってしまいました。役所の人が言うことは毎回違うし、人によって言うことが違います。
しかし、この状況が私のドイツ語力をアップさせたと思います。
ただ普通に留学しているだけてまは伸びないと見に染みて感じました。
留学中沢山困難に会う事があるじゃろう。大学生活、市役所、友達…時には困難から逃げてもいいのじゃ。 留学中一つ一つ向き合って自分の成長につなげていければよいのじゃ。
実践していたドイツ語勉強法やオススメテキストなど
とにかくドイツ人と話すこと！ドイツではタンデムが本当に盛んです。
日本語を勉強している人も多いし、日本に興味がある人もたくさんいます。
なので、インターネットや大学の掲示板にタンデム募集の紙を貼ればすぐに見つかります。あとは音読。
Spiegel Onlineの面白い記事を印刷して、毎日30回音読。
また、暇があればドイツのラジオを流したり、勉強につかれたときは、ドイツ語の映画を見る。周りをすべてドイツ語の環境にすればすぐに上達します。
30回音読とは…やりますね～。
ドイツの新聞を読んで分からない単語をピックアップして覚える事はドイツ語レベルアップには欠かせないですね。
留学前に準備しておけば良かったと思うこと
ドイツの情報をもっと集めておくべきだと思いました。
私が一番困ったビザの取得では、日本で契約した保険が使えなくて、手続きがうまくいきませんでした。日本にいるときにちゃんと使える保険を取得しておくべきだと思いました。
あとは日本食を食べまくること！新鮮な魚、おいしい焼肉、蓄えてから出国しましょう！
筆者－Shihoさん
留学前にしっかり目的を持つのは大切じゃぞ！