留学先: Ruhr-Universität Bochum(ルール大学ボーフム)
ドイツ留学のきっかけ
私は第一志望と程遠い地元の大学に入学したため、一人暮らしはできず、大学生活に満足できない部分がありました。何か難しいことに挑戦したい、自分の可能性を広げたいと思った私は一年の春に留学を決意しました。
留学先の条件としては①英語圏以外の国であること②大学の初修外国語の授業で学べる言語であることがありました。
そしてこれらの条件を満たし、幼少期から親しんできたクラシック音楽が盛んなドイツを選びました。
通っていた語学学校や大学授業の様子

一学期目は語学に集中したかったため大学の授業は取っていませんでしたが、二学期目には一つのゼミに参加していました。
日本語学科のプログラムにある江戸文化についてのゼミで、20人弱のドイツ人が参加していました。
授業はもちろんすべてドイツ語で、普段は宿題として読んできた文章についてのディスカッション、最後数回は各自が決めたテーマについて15分程度プレゼンテーションしました。
当時の私のドイツ語レベルはB1-B2程度でしたが、ドイツ人たちに助けられながら出来る限り多く発言しようと努めていました。
また大学の施設を借りて運営しているAStAという組織のドイツ語コースに参加し、1日4時間×週4ドイツを学んでいました。
中東諸国や韓国などからきた合計約20名の参加者がネイティヴ講師の元で共に勉強します。
私のような交換留学生ばかりでなく、ドイツの大学に正規入学を目指す人やドイツ人のパートナーがいる人、ドイツでキャリアを築きたい人など様々です。
フレンドリーな仲間に囲まれ、A2から始めB2卒業以上のレベルまで持って行くことができました。

ドイツの生活や寮について
寮生活について、キッチン・お風呂・家具付きの一人部屋に住んでいました。大学は徒歩10分、駅やスーパーは徒歩5分圏内にあり、月€270で十分な広さだったため満足しています。
食生活に関して、パン屋がいたるところにあり、値段もリーズナブルなため旅行の際に良く利用していました。
野菜、肉類、乳製品もスーパーで安く売っていて大変嬉しかったのですが、日曜日に閉まってしまうのは残念でした。
ドイツ留学中一番印象に残った思い出や苦労した思い出
最初の半年、語学面での成長をほとんど感じることができませんでした。しかし当時できることといえば卒業試験に向けて全力を尽くすこと。不安や悔しさと闘いながら毎日読み、書き、話す、聞くを繰り返していました。
するとB1で学んでいる6ヶ月目半ばぐらいでしょうか。急にドイツ語がスラスラ出てくるようになり、ネイティヴの友達とも会話が弾むようになりました。
ただ普通に留学しているだけてまは伸びないと見に染みて感じました。
実践していたドイツ語勉強法やオススメテキストなど
A2文法はYouTubeのGerman with Jennyをひたすら見て学びました。スピードも程よく字幕付きであり、何より分かりやすいかったため毎日見ていました。またEasy Germanでは様々なトピックについての話を遊び感覚で楽しめるためオススメです。
ドイツならではのタンデムは3人とそれぞれ週に一回ずつ行い、日本語とドイツ語それぞれ一時間ずつに分け合計二時間やっていました。
テキストについては語学コース独自のものを使い、その他にも自分で子供用の本を買ってよく読んでいました。

大学にある語学学校ではスピーキングの授業時間が短く、より実践的なドイツ語を学びたい方にはタンデムパートナーを見つける事をお勧めしますよ。
留学前に準備しておけば良かったと思うこと
ドイツ人はヨーロッパの中でも英語を流暢に話します。
そのためドイツの大学で英語による英語以外の授業を受けるには十分英語に長けている必要があります。
留学当初の私はドイツ語も英語もままならなかったため大学の授業に参加することは難しく、もっと英語を勉強しておくべきだったと少し後悔しました。
だから交換留学などで単位をある程度取りたいと思っている人は、ドイツ語のみならず英語も勉強しておくと良いでしょう。
筆者-Eriさん
大学の交換留学では大学の授業と並行して語学学校に通うのが一般的です。特に大学内に大学付属語学学校がある事が多く、そこで基礎ドイツ語力を身に着ける事になります。