ドイツ語B2からC1に合格するために私が準備した事【ゲーテB2とC1の違いを徹底解説!】

こんにちは、ドイツの日系企業で働いているリリーです! 先日、ついにドイツ語C1試験に合格しました!

なので今回は、「これからドイツ語C1を取得したい!」「B2試験には合格したけど…C1試験への対策がイマイチわからない」という方へ、ドイツ語C1はB2試験と比較してどのくらい難易度に差があるのか、ゲーテC1合格へ向けた具体的な勉強方法や試験攻略のコツを紹介していきます。

 

私自身も、最初は趣味で始めたドイツ語ですが、毎日少しづつ積み重ねで勉強していくにつれ、次第にドイツ語能力も上がっていきました。ドイツ語C1試験はしっかり準備すれば合格できる試験だと思います!

記事ではC1試験で実際に出題された問題形式を元に読解やリスニングなどそれぞれの項目で重要なポイントや勉強方法を紹介していきます!

 

そもそも趣味で始めたドイツ語なのに、なぜC1まで勉強したのか?

上のテキスト達はC1試験対策に使っていた練習問題集です。/写真提供:リリー

C1受験のきっかけについて説明する前に、私のドイツ語学習歴について語ると、初めてドイツ語と出会ったのは6年ほど前でした。

 

あの頃はまだ趣味として始めた程度で、

「ドイツ語C1を取ろう!!」

なんて高い目標は持っていませんでした。

 

趣味で始めたドイツ語でしたが、自分の中のドイツ語スキルが上がりにつれ「ドイツで働いてみたい」という思いが生まれるようになりました。

そしてドイツ語の勉強を始めて2年が過ぎたあたりに、本格的にドイツでの就職を志すのでした。

 

ドイツにある日系のリクルート会社に登録したところ、担当の方に

「ドイツで就職活動を始めるにあたり必要な語学力として、まずはドイツに来るまでにA2の試験合格が必要です。」

と言われ

これがきっかけでドイツ語で有名なゲーテ(Goethe-Zertifikat)の試験を毎年受けるようになりました。

 

そして無事ドイツ語A2試験にも合格し、ドイツの日系企業に就職する事ができました。就活のお話はまたの次の機会に…

 

ドイツで就職した後も、仕事の後にドイツ語の学校に通い、ドイツでの生活に必要な語学力の習得に努めました。

今の仕事をする上でドイツ語はあまり使いませんが、とりあえず大学出願レベルであるC1の試験に合格すれば、ドイツで生活するのに十分な語学力が身に着くのではと考え、C1の試験を受験しました。

以上が私がドイツ語C1を目指した経緯です!それでは早速ドイツ語C1について話していきます!!

私が実際にドイツ語C1試験を受験してみて

ドイツ語C1の合格証書は…シンプル!/写真提供:リリー

B2試験に合格してから、C1試験をいつ受験するかは悩みどころですが、私がC1の試験を受験したのは、B2の試験に合格した約8ヶ月後でした。

B2の試験に合格した当時の私の語学レベルですが、日本とドイツで語学学校に通算で3年程通い、すでに授業はC1の受講を終えていました。

 

インテンシブコースなどで毎日語学学校に通っている人であれば、A1からC1レベルに到達するまで1年~1年半程と聞きましたが、C1の試験はC1の授業を終えた後に受験するのが丁度良い難易度の試験だと思います。

私はミュンヘンのゲーテインスティテュートで試験を受けましたが、ドイツ国内のゲーテでは試験の受験者が日本よりも多いため、予約がすぐ埋まってしまいます。なので、試験の予約は出来る限り早めにする事をお勧めします。

(私は試験の半年前に予約をしました)。試験会場の教室には、同じC1の試験の受験者が15名程いました。

試験はSchriben(ライティング:80分)、Lesen(読解:70分)、Hören(リスニング:約40分)、そして午後、筆記試験の結果が発表された後にSprechen(会話:約15分)という流れで試験が行われました。最後に夕方頃、合格者に成績が手渡され試験は終了となりました。(試験の流れは試験会場によって異なります)。 

 

試験の感想ですが、私が試験対策として使っていた参考書や練習問題より、実際の試験問題の方が易しく感じられました。私が試験対策に使用したのは、Fit fürs Goethe-Zertifikat C1 (Hueber)とMit Erfolg zum Goethe-Zertifikat C1(Klett)の2冊です。

また、ゲーテインスティテュートのウェブサイトにある試験の練習問題もプリントアウトして解きました。私はこれらの参考書や練習問題を2回繰り返して解きました。繰り返し問題を解くことで、記憶として定着します。また、語彙を増やす事も試験対策として非常に重要です。

もちろん試験対策用の単語帳などを買っても良いですが、出来れば自分で単語帳を作る事をお勧めします。

私が使っている単語ノート/写真提供:リリー

参考書や練習問題を解いて分からなかった単語や新しく覚えた単語を半分に折ったノートに書きます。左側に単語を、右側に単語の意味を書きます。

意味を書く時は日本語でも構いません。とにかく日本語でもいいので単語の意味を覚えて、意味の分かる単語を少しでも増やしておくことが重要です。 

それでは次にリスニング、ライティングやスピーキングなどそれぞれの試験項目で注意したい事や、私が実践していた勉強方法について紹介していきたいと思います。

リスニングは事前に何を聞けばよいか把握しておこう!

Hörenでは1回しか聞く事の出来ないAufgabe1の問題がB2では5問だったのが、C1では10問になります。

ポイントとして、リスニングの問題が流れ始める前の時間で先に問題の空欄の箇所や問題文を確認し、特に何に注意して聞き取れば良いか(時間や人物、数など)を事前にしっかりと把握しておく事が大切です。

 

また普段からドイツ語をたくさん聞いて、耳を慣らしておくことも大切です。私は Deutsche WelleのウェブサイトでTop Thema mit Vokabelnというドイツ語学習者向けのニュースを良く聞いていました。

このニュースはB1レベルのドイツ語でゆっくり話されているので、聞き取りやすく、またニュースを聞いた後はニュースの内容について練習問題を解く事も出来ます。

私は最初ニュースを聞いた後に練習問題を解き、最後にニュースをテキストを見ながら聞き、分からなかった単語を調べます。無料ですが、ドイツ語学習者向けに非常に良く出来た教材だと思いますので、ぜひ活用して見て下さい。  

読解問題は常に時間を意識しながら学習しよう

読解ではB2で大問4(Aufgabe4)のみ記述式でそれ以外の回答全てが選択式だったのに対し、C1では大問1(Aufgabe1)と大問2が記述式になっています。また、試験時間はB2が80分だったのに対し、C1では70分と10分短くなっています。つまり、B2より速く問題を解かなくてはなりません。

時間を意識しないで問題を解くと、問題を解き終わらないうちに試験が終了していまいます。そうならない為にも、普段練習問題を解く時からタイマーを使って、しっかり試験時間内に問題を解き終わるようにタイムマネジメントをする事が大切です。

私はAufgabe1の後に3を解き、最後に2を解くようにし、1番時間がかかるAugabe2の問題に時間をかけられるように時間配分しました。

 

またHörenの対策と同様、参考書や練習問題を解くだけでなく、普段からドイツ語の文章を読むことに慣れておくことが大切です。

私はDeutsch Perfekt(Spotlight)という雑誌を読んでいました。こちらの雑誌もドイツ語学習者向けの雑誌で、難しい単語には注訳が付けられており、横に易しいドイツ語で単語の説明が書かれています。 

ライティングは試験によく使うフレーズを事前にピックアップしよう!

作文(Schreiben)ではB2の大問1(Aufgabe1)では書く語数が約180語だったのに対し、C1は約200語になっています。

またB2では記事を読んで自分の意見を手紙で書く形式だったのに対し、C1では統計調査のグラフなどを読み取り、そこにある事実について書き、さらにそれに対する自分の意見を述べる形式となっています。

グラフを正確に読み取り、さらにそれに対する自分の意見を明確に述べる能力が求められます。対策として、まずは参考書や練習問題に載っているテーマについて書き、もし可能であればそれを語学学校の先生やタンデムパートナーに添削してもらうのが良いと思います。

また、練習問題の解答にある例文から、実際に試験で使えそうなフレーズや表現をピックアップし、次ライティングの練習をする際に自分でも真似して使ってみます。真似をして書くことで、自分で使う事の出来る表現の一つとして定着します。 

スピーキング試験は評価項目をキチンとおさえよう!

午前中に受験した筆記試験の結果が合格点を越えていれば、午後にある会話(Sprechen)の試験を受験する事が出来ます。

試験会場の教室に呼ばれ、そこには試験官が2人座っており、そのうちの一人に

「何の為にこの試験を受けるのか?」

と聞かれました。

私はまず自己紹介をするのかと思っていたので、予想外の質問に少々焦りつつも

「自分のドイツ語のレベルを知るため」

と落ち着いて受け答えをする事が出来ました。その後、別室で手渡されすでに目を通しておいた問題に対して自分の意見を述べます。

スピーキングでの大問1 (Aufgabe1)はモノローグ(1人での短いプレゼンテーション)です。ここで問題のテーマや回答しなければならない内容をよく理解していなかったり、話す時間が短過ぎると大きく減点されてしまいます。

練習する時はストップウォッチを使って自分がどの位話していたか時間を計り、出来るだけ3分程度で話せるように練習して下さい。

また、手渡された問題に書かれている全ての質問に必ず答えるようにして下さい。

 

一つでも回答を忘れてしまうとここでも大きく減点されてしまいます。また大問2(Aufgabe2)はもう1人のパートナーと行います。テーマは2人で一緒に何かを計画する、または何かをするのにどのような方法が一番良いか2人で決めるというテーマが良く出題されます。

ここではただパートナーの意見に同意するだけではあっという間に試験が終わってしまいますので、あえてパートナーが選ばなかった選択肢を選び、何故そう思うかしっかり根拠を述べて下さい。

大問2(Aufgabe2)の練習は1人では難しいと思いますので、タンデムパートナーや一緒に同じ試験を受験する人などを見つけて、実際の試験さながらに練習してみて下さい。 

以上が私がB2からC1になるまでに対策した事です!語学の勉強方法は紹介すればきりがなく、勉強をつづけながら自分に一番合った方法が見つかると思うので、勉強方法も大事ですが、モチベーションを保ちながら、楽しくドイツ語を勉強してくださいね。

これからC1試験合格を目指す人へ

もしすでにB2の試験に合格している方であれば、尻込みせず、ぜひC1の試験を受験して下さい。

B2とC1では難易度に大きく差があると聞いていましたが、私はB1とB2の難易度の差の方が大きいように感じました。

B2に合格している方であれば、C1の合格まであと1歩という感じだと思います。

参考書や練習問題を繰り返し解く事はもちろん、それ以外にも普段からドイツ語でニュースを聞いたり、新聞や雑誌を読んでみたり、タンデムパートナーと会って話したり、少しでもドイツ語に触れるよう心掛けて下さい。また、リスニング、ライティング、読解、会話、全ての項目を偏りなく勉強して下さい。

私はB2の試験の際に会話(Sprechen)の試験対策が不十分だった為に合格点に1点及ばず不合格となってしまいました。

C1の試験はきちんと対策をしてさえおけば、難しい試験ではないと思いますので、最後まで諦めず、合格に向けてぜひ頑張って下さい。 

筆者:リリー /編集:井上誠志



1 個のコメント

  • 現在、私はドイツで働くためにドイツで語学留学をしています。新卒でドイツの日系企業に就職するためにはどうすればいいですか。

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