初めてドイツ語を勉強された方の中で
『どうやって勉強をスタートしたら良いのかわからない』『留学してからどうやってドイツ語を勉強したら良いの?』
といった悩みを持つ方が多いのではないでしょうか。筆者自身もその一人でした。
ドイツ語学習は英語に比べ文法の規則が多い事や発音の問題から難易度が高いと言われています。
実際、日本語や英語にはない定冠詞が原因で初めてドイツ語を学ぶ方は戸惑うことでしょう。そのため、いろいろドイツ語テキストを買ったもののドイツ語の勉強が三日坊主になってしまう…なんてよくある話です。
今回はドイツ語の勉強を初めてみたけど、どう勉強してよいのかわからないという方に向けてドイツ語学習のコツをお伝えしていきます。
ドイツ語初学者には初学者の勉強法があり、ドイツ語の勉強を始めていきなり独検1級、2級の勉強は無理があるのです。
今回、ドイツ語ネイティブスピーカーやドイツ語のC1試験に合格した方の留学レポートなどを参考に、5か月でドイツ語の基礎を固めるためのドイツ語勉強法を紹介していくのじゃ!
ここで紹介するドイツ語勉強方法を実践する前に!
ここで紹介するドイツ語の勉強方法はドイツ語初学者からドイツ語B1レベル(独検3級程度)までの方を対象としています。
ドイツ語はほかの言語と比較して学習するのが難しいと言われています。途中で挫折したくなる事も多々ありますが、文法の仕組みがある程度理解できるようになると、勉強のスピードも大幅にアップします。
なのでドイツ語学習の序盤、特に土台となるドイツ語文法の基礎はしっかり勉強しましょう。
既にドイツ語検定3級やB1レベル以上の方はこちらの基礎勉強ではなく、試験対策などもっと実践的な学習がおすすめです。
単語と文法の勉強割合は7対3!最初は大変だけど語彙力UPを心掛けよう!
ドイツ語力の一番重要な柱となるのが語彙力です!!
最初の4ヶ月でドイツ語の単語帳にある単語だいたい2000語を完璧に扱えるようにしましょう。
「扱える」という事は【日本語からドイツ語】【ドイツ語から日本語】へ素早く意味を頭の中で変換でき、さらに【発音】【リスニング】加えた4つのポイントが完璧にできるという事です。
- 日本語からドイツ語への訳
- ドイツ語を正しく発音できる
- 単語を聞いて意味が理解できる
- ドイツ語から日本語への訳
学習のポイントは4つありますが、まず大事なのは①番の「日本語からドイツ語への訳」です。ドイツ語単語帳の日本語側を隠して、ドイツ語を読んで日本語の意味がすぐに理解できれば大丈夫です!
そして②番の「ドイツ語を正しく発音できる」から③番のリスニングで「単語を聞いて意味が理解できる」ができるようになればほとんど完璧です。最後に①番とは逆の「ドイツ語から日本語への訳」ができれば合格です!
ドイツ語単語に比べると覚えるドイツ語文法の数は少なく、日常会話だけに関して言えば難しい文法を最初のうちにあまり覚える必要はないのじゃ!
初めの内はなるべく基本的なドイツ語文法を色々な単語と組み合わせながら体で覚えていくのじゃ!
「2000語も憶えないといけないの!?」と思うかもしれませんが、2000語の語彙力に少しの文法力がつけばドイツ語の会話ができるようになったと実感できるはずです。
逆に文法はしっかりできるようになっても語彙力がなければ、会話の幅は一向に広がりません。
できるだけ毎日復習し単語帳がボロボロになるまで使いましょう。2000語を完璧にすることができれば基礎会話力はバッチリ鍛えられます。
とにかく最初は単語帳を何度も繰り返しボロボロになるまで使うそれだけですよ!!
\ドイツ語単語帳についてもっと詳しく/
\もっと語彙力UPの方法が知りたい/
初めてドイツ語文法を勉強するなら無料のオンラインウェブ教材で十分!
- 初めてドイツ語を学ぶなら文法書よりも大学の無料のウェブ教材で十分
- 文法は練習問題だけでなく覚えた単語を積極的に使う
初めてドイツ語文法を勉強する方は無料のウェブ教材で十分です!
日本語の文法書を買うくらいならドイツ語の文法書を買った方が良いでしょう。最近ではウェブ教材の量・質ともに多くなってきています。
ドイツ留学ラボお勧めのウェブ教材は東京外国語大学が提供してドイツ語文法モジュールです。
この東京外国語大学のウェブ教材は他のウェブ教材と比べて一線を画しており、下手な有料ドイツ語教材よりもレベルが高い事が特徴です。
「どの文法解説本を買って良いのかわからない!」という方はドイツ語文法モジュールの「基礎完成コース」を終わらせてからでも遅くないでしょう。
ドイツ語文法モジュールが完璧にできた方で、もっと文法練習したい方にはなるべくドイツ語で書かれている文法書をおすすめします。
ドイツ語の文法書は初め理解するのに大変苦労すると思いますが、もしドイツやスイス、オーストリアに留学した時に現地でのドイツ語の授業もスムーズに理解できるようになるのでおすすめです。
ドイツ語の文法を日本語で勉強してもの…B2やC1を目標にするなら結局ドイツ語の文法問題集や試験対策本を使って勉強する事になるのじゃ。だったら初めからドイツ語でドイツ語を勉強するようにした方がええぞ!
わしらのころはなかったが、ドイツ語で勉強していて分からない時グーグルで検索すればすぐに解説がでてくるぞ。
ドイツ語で解説されている文法書や無料のオンライン教材についてもまとめてみました。
学んだドイツ語文法と語彙力をより身に着けるためにドイツ語を話そう
会話は今まで習ってきた文法や単語に思い切って挑戦していきましょう。
日本に住んでいる方にとって一番難しい事がドイツ語を話すという事ではないでしょうか。単純にドイツ人が少ない事も挙げられます。
そんなドイツ語を普段話す機会のない方におすすめなのがタンデムです。
タンデムとはドイツ人に日本語を教えるかわりにドイツ人はドイツ語を教えることをタンデムと言います。スピーキング力向上のためには会話練習は欠かす事が出来ません。またタンデムを通してドイツ人の友達ができるなど交流の幅がグッと広がるため、ドイツに来たばかりの方には是非お勧めです。
ドイツ留学ラボではFacebookで誰でも参加できる日独オンラインタンデムを運営しており、日本人やドイツ人を含め現在のメンバーは2000人を超えます。「日本にいてなかなかドイツ人とタンデムできない~」という方におすすめです。
もし今ドイツに留学しているなら
また今後ドイツに留学する方であれば「留学中は日本語に触れない方が良い」という言葉は一度聞いた事があるのではないのでしょうか。
LINEやツイッターなどSMSやYotubeなどの無料動画投稿サイトやヤフーなどの検索エンジンまで、最近の留学には日本語の誘惑が多いのが現状です。
しかし本気で喋れるようになりたいのなら日本語を遮断するのが一番効果的です。
高校留学や学部交換留学では日本語を遮断していた人の方が圧倒的に会話が上達するので是非実践してみてください。
もうワンステップ:ドイツ語を伸ばすための秘訣
ドイツ語学習のコツ①:定冠詞のミスはあまり気にしないでも大丈夫!!
ドイツ語を学ぶ途中、der die dasの定冠詞や動詞の変化形を学習することになると思いますが、ミスしてもあまり気にしなくて大丈夫です!
実際の所、ドイツ語C1を取得してる日本人学生でもよく間違えます。定冠詞のミスはドイツ語試験の減点対象になる事もありますが、ドイツ語を初めてばかりの方は気にしないでどんどん覚えた単語を使っていきましょう。
最初のうちは細かな文法や定冠詞を気にするよりも「ドイツ語って大体こういうもの」のゆるめの意識で勉強すると継続しやすいのでおすすめです。
勉強を初めて2か月くらいでしょうか…なんとなくドイツ語が分かってきたら定冠詞を気にするタイミングでしょう。ドイツ語の定冠詞に関してはドイツ語の文法学習や作文の時に意識しながら行うと効果的ですよ。
ドイツ語学習のコツ②:ステップUPをしっかり確認!!語学試験を定期的に受けよう
上記で紹介した勉強方を半年ほど続けるとある程度自分の中で喋れるようになったと実感が湧いてくるでしょう。こうなってくると最後は語学試験でを自分の実力を確認してみましょう。
初めてドイツ語の試験を受けるのであれば独検3級もしくはゲーテA1からB1を目標に試験を受けてみましょう。
この試験に合格すれば晴れてドイツ語初級者卒業です!
語学試験を受けるためにはテスト対策をしなければいけません。それぞれ自分で対策テキストを購入したり図書館で借りて準備するのじゃ!B1や独検3級であれば独学でも十分に合格できる範囲じゃぞ!
定期的にドイツ語試験を受験する事で自分がどのレベルに居るのかはっきりわかりますよ。ドイツ語の勉強を始める前に「〇月のドイツ語試験に合格する!」といった目標を持ってみるのもおすすめです。
ドイツ語の参考書やテキストの選び方について
ドイツ語を初めて間もない方が苦労する事と言えばドイツ語参考書やテキストの選び方でしょう。
幸いドイツ語参考書の数はそこまで多くないので「どれを買ったらいいの?」と迷う事はないでしょう。
「ドイツ語参考書にお金を使いたくない!!」という方は東京外国語大学のドイツ語文法モジュールを最初に挑戦してみて、それでも分からない時に参考書を買ってみるでも十分だと思います。
参考書は何冊も買う必要はないです。むしろ一冊で十分なんです。それでもわからないときはインターネットで調べるでも十分だと思いますよ。
一番大切なのはどのテキストを使って勉強するかよりも、どうやって継続させるかの方が何倍も大切です。毎日少しづつでも良いので頑張りましょう!
\文法書についてもっと知りたい/
大学でドイツ語を選択しました
参考にさせていただきます
有難う御座います!
これから活かして勉強に励んでいきます!