「花のドイツ留学」日本人の私がドイツでフローリストになるまで

友人の後押しで突然道が開きはじめる

ある時、ドイツ人の友人に自分の手掛けた大量の花束やアレンジメント・デコレーションの写真を見せ、

「7年以上その仕事で経験があるなら、職業訓練をしなくてもフローリストとして働けるはず。君には技術があるのだから、面接を受けてみれば良いのに。」

と言われ、すぐに履歴書を作成して作品写真と共に沢山の花屋にメールで送付しました。履歴書は語学学校の先生と一緒に作成しました。ドイツ語で履歴書の書き方がわからない時は添削をお願いするのもありだと思います。

当時の作品/写真提供:ドイツ猫

 

メールを送ってから数日後、いくつかの花屋から面接に来るよう連絡があり、急いで語学学校の先生や友人と面接の準備をしました。

面接は1時間ほどで、スーツなどではなく私服で行われ、雑談を加えながらアットホームな雰囲気でした。

ドイツで面接を受ける際にとても大切な事は、とにかく「自分は出来る・戦力になる・雇わないと損をする!」という自信をアピールする事と聞いていたので、日本では赤面してしまうようなセリフを事前に暗記して面接の場で積極的にアピールしました。

 

お店のお花/写真提供:ドイツ猫

当時、語学学校でのクラスのレベルはB2で、まだ100パーセント自分をアピールするには語学力が足りず、面接の際に大量の作品写真を見せて、自分の技量やこれまでの仕事を自分なりに一生懸命理解してもらおうとしました。今思うとかなり効果的だったと思います。

そして写真を見せる以外にも、実際に花束を3つほど組んで見せ、アレンジメントをつくるなど、言葉に頼りきる事が出来ない分、それ以外で自分の魅力を写真やその場の実技でアピールしていきました。

結局、面接は1時間ぐらいで終わり、その日はすぐ家に帰りました。

 

~~数日後~~

面接が終わって数日後、最初に面接を受けた花屋から無事採用の連絡を受けました。

この時、留学準備に時間をかけ過ぎたと思っていたけど、日本でこつこつと頑張ってきて良かったと思いました。

 

めでたく職場が決まった後にすぐ語学学校を半年延長し、就労ビザも降り、2016年の5月に語学学校が終わると同時にドイツでの仕事が始まりました。

唯一心配だった事は、皆が職業訓練で学ぶことを私は大半知らないのではないか? あんなに大見栄を切ったのに、仕事についていけなかったらどうしよう?!という点でしたが、不安に思っていたより困る事は無く、わからない事は同僚に聞いたり、文化の違いや感性の違い、花に関する事だけではなく接客をする上での違いなどを学びながら働く事が出来ています。

 

働くに関して同僚に恵まれたところも大きいです。私のつたないドイツ語を理解しようとし、一生懸命フォローしてくれる、かけがえのない人たちに巡り会えた事も財産のひとつです。

お客さんとの間でも、私の言わんとしている事を汲み取ろうとしてくれる人が多く、周りの人達のおかげで今の充実があります。

 

ただ苦労した事は全般的に主張の強いドイツ人とのコミュニケーションで、初めの頃は思っている事を内に溜め込みとてもストレスが溜まりました。

今ではストレートに言った方が人間関係が円滑に進むとわかり、相手も気にしないのでしっかりと思った事は伝えるようにしています。



1 個のコメント

  • ドイツ猫さま、初めまして。
    私はミュンヘンにて明後日よりプロべ期間が始まります。

    未経験からの応募でも了承してくれたので、ドアを叩けたことは、ものすごく嬉しく感じました。

    後半の自己主張について、来て一年と数ヶ月目の私にはより強く響くものがありました。
    ありがとうございます。頑張ります。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。